アイザデ①

アダルトゲーム「デザイア」の一部をイメージした内容です。
25年前ぐらいから知っているがいまだに興奮する要素ある自分にとってのストライクエロゲー。
NTRジャンルに興奮した最初の作品だと思う

時代背景としてはスマホが誕生する前のガラケーの時代のイメージ。
言語は日本語が基本
あえて外国っぽい日本っぽい曖昧な世界観

孤島
世界各国から技術者集まる(検索システム構築)

マヤ
主人公  24歳
身長152㎝ 体重41キロ
Aカップ(自称Bカップ)
お尻は小ぶりだが少し大きめ
勤続5年目 大学 飛び級
彼氏あり 5年
経験1人
真面目
仕事優秀 
性欲は隠してるが異常なほど強い

特技 身体が柔らかい事 体力

彼氏 A
雑誌記者

ゲイル
G国出身
身長308㎝
体重260キロ
警備員
元有名巨漢プロレスラー

※体液身体に入るとG国のセックスに対応出来る身体になる
性欲の強さがないと効果なし

G国
平均身長250㎝前後
他国の女性がセックスしても妊娠しない

ローズ
受付 20代後半
身長179㎝ ダイナマイトボディ
セックス好き
ニンフォ

レイナ
身長171㎝
広報 
超美人
マヤの友達
しっかり者
楽観主義者

あらすじ

マヤは孤島にてプログラマーとして勤務5年目
優秀で大学は2年で卒業のエリート
巨大IT企業の開発
守秘義務有の結果孤島にて勤務

彼氏あり
大学2年の時から付き合っていて遠距離恋愛
会えるのは年に1,2度
今回彼氏のAが孤島にて取材許可降りた
2泊の滞在
待ち焦がれるマヤ

1、序章

太平洋上に浮かぶ孤島。
ここの大型施設にてマヤは働いている。

マヤは24歳。
勤務して5年目。
幼少期の頃から学業優秀な事もあり、飛び級を繰り返し20歳で大学卒業している。
その後IT巨大企業のZ社にプログラマーとして勤める。

機密情報が多くある事から、Z社はある孤島に大型研究施設を作る。
そこで世界各国の優秀な人材を集め商品開発や企画を行っている。

半径10キロほどの孤島をZ社が丸々買い上げ、研究に必要な人材。
生活していく為に必要な人材などを雇用し現在数千人が居住している。

マヤは新卒時からこの島で働いている。
長期休暇以外はこの島で働き生活している。
レストランやバーなどはあるが娯楽施設の様なものはほぼない島。
そのかわり自然豊かで山も多く海も透き通っている。

マヤには彼氏がいる。
19歳の時に付きあった同級生の彼氏。
遠距離恋愛にはなってしまったが付き合って丸5年。
会えない期間は寂しい気持ちも出るマヤではあるが、それ以上に仕事への情熱の方が勝る。
ストイックな働き方や能力を認められ、23歳の時点で主任に任命される。
仕事優先させたいマヤにとっては遠距離の方がちょうどよくもあった。

彼氏のAは大学を卒業後雑誌会社に就職。
今回Z社への取材の為Aがこの孤島に来ることになった。

マヤとAは前回会ったのが1年以上前。
遠距離ではあるが関係は良好。
Aからの連絡が来て喜ぶマヤ。

・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・

5月上旬

マヤはパソコンの前で無言で仕事をしている。
顔の表情は真剣そのもの。
周りが声かけにくいオーラを出している。

今回のプログラミングはマヤが中心となって初めてプロジェクト。
企画を立ち上げ、プレゼンテーションをして上層部から許可を得る事出来た企画。
連日残業になるがそれでもマヤは疲れを見せるような事もなく、生き生きと仕事していた。
それ以外の理由として、明日彼氏のAがこの孤島に来る予定である。
今日中にある程度の仕事を完成させたいとマヤは思っていた。

夕方

「ふ~~~~」
と大きくため息をつくマヤ。
マヤが求めるレベルの仕事が一段落した。
1か月この件につきっきりだったマヤ。
顔に少し安堵の顔が浮かぶ。
「00君」
「はい」
と部下がマヤの所に行く。

マヤのグループは全部で12人。
ほぼ年上であり20代後半から30代。
年齢は下ではあるが、マヤの能力を周りは認めている事から人間関係の問題も起きない。
全員が違う国出身。
文化も育ちも皆違うが、仕事への考え方、取り組み方などは同じこともあり不思議とまとまっていた。
ただそれはマヤのグループだからという訳ではなく、他の部署も同じ。
Z社の方針として
「世界各国の国々から最低一人は雇用する」
という方針がある。
多国籍の集団だからこそ未知のアイディア、イノベーションが生まれるという方針。
世界全ての人種がいる事から差別はないが、能力による差別はあからさまに出る。
年齢や国籍、肌の色、男だろうと女だろうと関係ない世界。
このような環境がマヤには合っていた。

「私の所はある程度終わったけど00君の所は?」
とマヤが聞く
「もう少しかかります。
ですが残業少しするかもしれませんが今日中には終わらせます」
「了解、チェックはしっかりしてね」
とマヤが部下に声かける。

上司となり2年目のマヤ。
1年目はとまどいもあったり、初めて出来た年上の部下たちとの話し方などにも戸惑ったが最近は慣れてきた。
仕事の時は主張が強くなりやすいタイプのマヤ。
上司として1年目の時は強く言いすぎたりもしたケースもあり、多少ぎくしゃくしたケースもあったが、年上の部下たちに
「意見が強くなりすぎるとチームとして機能性が悪くなる」
と教えられ反省した。
試行錯誤続けるうちに加減がわかるようになってきて周りとの関係性も良くなり、仕事効率も上がる事を体感した。

マヤは仕事の時は顔が少しきつくなり、言葉が強めになりやすいタイプ。
しかし普段のマヤはインドア派で1人で過ごすのが好きなおとなしいタイプ。

親友と呼べる友人が一人いる。
入社した際に寮の部屋が隣だったレイナ。
レイナは広報として入社。
マヤよりも2つ年上だった。
レイナは白人、黒人から生まれた父親と、ラテン系、アジア系から生まれた母親の娘。
4つの人種が入り混じってるクォーター。
見たことないくらいの美人で最初マヤがレイナを見た時は見惚れてしまうほどだった。
どの人種から見ても美人と思える顔、スタイル。

部屋が隣と言う事もあったがマヤと波長が合う様ですぐに仲良くなった。
レイナの仕事は広報で、マスコミ対策や、各国の政治家などがZ社への視察などに来た時には対応したり、役員が自社の新商品、サービスなどを世界各国で紹介する時には一緒についていき世界を飛び回ったりしている。

今日は仕事終わりにレイラと酒が飲めるレストランでディナーの約束をしている。
ちょうど仕事終了時間になったので退社するマヤ。
仕事がある程度片付いた事もあり気分も良い。
しかし会社を出た時に
「おい、マヤ」
と野太い声で声をかけられる。
振り向くと巨大な影。
ゲイルだった。

前に比べれば慣れてはきたがゲイルを見ると毎回たじろぐ。
ゲイルはG国出身。
G国は男女の平均身長が250㎝前後ある大型の人種。
背が高いだけでなく、身体が屈強であり上半身下半身共に太い。
特にゲイルはG国の中でも一層巨大らしく、威圧感が凄まじい。
身長もおそらくだが3メートル超えてそうではある。
この島でもゲイルとすれ違うと皆目を伏せたり、よけたりしていく人がほとんど。

声をかけられげんなりするマヤ
「・・・・なに?ゲイル」
と冷たい口調のマヤ。
「お帰りか?今日は早いじゃねえか」
「別にいいでしょ」
とあしらうように答えるマヤ。

ゲイルはセキュリティの仕事をしている。
機密情報が多い企業と言う事もあり、スパイや泥棒などが施設を狙う可能性も高い。
またセキュリティの仕事はZ社役員のボディーガードも兼務している。
サイズの大きさだけでなく運動神経、反射神経なども優れてるという事もありすぐに採用となったらしい。
それが約2年前。
初めてゲイルがマヤを見かけた時から声をかけてきた。
無視したりあしらったり、目をあわせなかったり様々な方法を取ったのだがゲイルはへこたれる様子もなく毎回声をかけてくる。

「もう私に声かけないで」
とマヤが言う。
「別にいいじゃねえか」
とゲイルが言う。
「そっちが良くてもこっちが嫌なの。
もうずっとでしょ。
他にも女の子いっぱいいるんだから違う所いけばいいじゃない」
とマヤが言うと
「まあ・・・他にも行ったりはするんだが、お前が1番タイプなんだよな」
とゲイルがニヤニヤしながら言う。

過去にこのやり取りも何度もしているのだが、ゲイルにとってマヤはかなりタイプらしい。
実際ゲイルはタイプじゃない女相手だと全く声かけない。
「全然私とサイズ違うから合わないよ」
「G国の女性の方がいいでしょ」
なども言うのだが
「自国の女は飽きた。外国の女がいい」
「外国の女なら中でいくら出しても妊娠しないしな」
と以前ゲイルに言われた。
G国の男性とセックスしても外国人女性は妊娠しないようになっているらしい。
後日話の流れでレイラにも聞いたがそのようではあった。

「そもそもセックスとか出来るわけないじゃん、私と」
とはいつも思うのだが、その言葉使うのは恥ずかしさもあり、ゲイルを勘違いさせるような気もしたので一度も言ってない。

「約束あるから行きます」
と言って立ち去ろうとするマヤに
「俺は諦めないからな」
と後ろから言うゲイル。
ゾッとする気持ちと大きなため息、そしてほんの少しの好意の視線向けられる喜びを持って立ち去るマヤ。

レストランの前で待つマヤ。
少しするとレイナがこちらに向かって歩いてくる、
お互いが気が付き手を振る。
「レイラおかえり」
とマヤが言うと
「ただいま・・・今回は疲れたわ・・・」
とレイラが言う。
「1か月だもんね・・・・
楽しかった?」
とマヤが聞く。
レイラは世界各国を1か月出張していた。
「問題ばかり起きるのよ・・・
大丈夫だったけどへとへと。
お腹すいた~~~
話す事いっぱいあるからさ、とりあえぅ中入ろう」
と言った後2人はレストランに入る。

・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
食事をしながらお互いの仕事の愚痴や近況報告などをする2人。
酒も飲んでる事もあり会話が弾む2人。

「明日彼氏来るの?」
と驚くレイラ。
「うん」
「いきなりだね・・・出張行ってたから知らなかった」
「Aの上司が行く予定だったみたいだけど、ケガしたみたいで。
それで代わりにAが来ることになったみたい」
「会うのいつぶり?」
「1年と・・・2か月ぶりかな・・・・」
「彼氏さんは何拍するの?」
「2泊みたい」
「少ないね・・・まあこの島だと難しいか」
この島は関係者以外は申請しないと入れないようになっている。
しかもその条件も厳しい。

「じゃあ明日会うんだ?」
とレイラが聞く。
「・・・うん・・・」
と顔赤らめるマヤ。
「ふ~~~ん・・・・・」
とニヤニヤするレイラ。
「な、なによ」
「マヤ、バーに行こう。そっちの方が話しやすいし」
と言うと伝票持って立ち上がるレイラ。
「待ってよレイラ~~~」
と追いかけるマヤ。

この孤島は年中気温が高い。
バーなども室内ではなく外にあるのがほとんど。
カウンター席に横並びに座る2人。
ビールを頼み乾杯する。
酒好きな2人はよくこのバーに来ていた。

「明日エッチするの?」
とニヤニヤしながら聞いてくるレイラ。
飲んでる最中のビールを吐き出しそうになるマヤ。
「そ・・・そんなの・・・・知らないっ」
「いいじゃない、私になら言ったって」
「・・・・わかんないよ・・・向こうがどう思ってるかもあるし・・・・」
「マヤはしたいんでしょ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「どっちなの」
「・・・・・・・・・(コクリ)」
と頷くマヤ。

仕事の時とイメージ全く変わりエッチ系の話ではおとなしくなるマヤ。
「じゃあ対策練らないとね」
「は?」
「私が考えておいてあげる」
「い、いいよ・・・・そんなの・・・・・」
「マヤはこういう時は奥手だからダメなの、私に任せておいて」
「・・・・・・・・」
こういうスイッチ入ると止まらなくなるレイラ。
長い付き合いなのでマヤもよくわかってる。

話変えるマヤ。
「そういえばOOちゃんがレイラにありがとうと伝えておいてと言ってたよ」
「あ、あのこあの後大丈夫だった」
「大丈夫みたい、ゲイルからその後全く何もされなくなったみたいだし」
レイラが出張に行く少し前にレイラはある女性に相談されていた。
ゲイルはマヤだけでなく、他の女性もいつも狙っている。
その中でゲイルのしつこさに疲れはててしまう女の子などがいる。
そのような時に姉御的な存在であるレイラに相談来ることが多い。

「よくレイラはあのゲイル止められたね」
「まあ強く言ってやったのよ」
「私も強く言ってるけど全然聞かないのに・・・・」
人が大人数で固まっているとやはり問題は起きる。
ゲイル絡みの問題は以前からちょくちょく出ていた。
女性全員に手を出すわけではなくゲイル好みの女性だけ手を出す。
時には卑怯な手を使いセックスするしかない状況に追い込まれる女性もいる。
とは言っても実際にゲイルとセックスしたという女性の話は今まで聞かなかった。
ゲイルとセックスする直前まではいくのだが、セックスは出来ないらしい。
レイラが色々相談受けた結果の話をまとめると
「ペニスが入らない」
という理由だった。
入らないのがわかるとゲイルは一気に興味なくなる。
唯一長く興味続いてるのはマヤのみだった。

酒の量も進み酔ってきているレイラ。
「あの男もセックスできる相手いないから欲求不満なのよ」
「それならG国に帰ればいいのにね・・・・」
「もう飽きたんだって。G国の女を山ほど抱いたみたい。
これ言ってなかったかもしれないけど、ゲイルはG国で有名なプロレスラーだったの」
「え、そうなの。初めて聞いた」
「この島だけだとわからないけど、プロレス界だとかなり有名な選手だったのよ。
ファンも多くてね。
女性が抱いてください、と向こうから次々とやってきたみたい」
「へ~~~・・・意外・・・」
「ある日突然辞めて。
しばらくしたらなぜかこの島のセキュリティーになってた。
理由はわからないけどね」
「ふ~~~ん」
「外国の女が好きなんだって。
外人じゃないと興奮しなくなったみたい。
でもあのガタイとデカさでしょ。
あそこも・・・・ねえ」
とレイラが悪そうな笑顔でマヤを見る。

「この島の女性でもプロレス好きなこはいる。
ゲイル見るとときめいちゃうんだって。
その中でたまたまゲイルに気に入られたこがゲイルとセックスする。
でも大きすぎて入らない」
ゲイルと関係持つ女性のパターンは
「ファンの中で気に入った女」
「ゲイル好みの女」
の2択。
でもゲイルはセックスは出来ない。

「なんでゲイルはそういうエッチ出来ない人種を諦めないんだろう」
とマヤがレイラに聞くと
「時々、凄い稀にいるみたいなの。
セックス出来る外国の女性が」
「背が大きい女性?」
「違うみたいなのよ・・・・
身長は関係ないみたい。
ゲイルが言ってたけど、淫乱度、って言ってたわ」
「なにそれ?」
「さあ・・・・凄いエッチな女性だとゲイルと言うよりはG国ののフェロモンとかと上手く交じり合ってあの大きさのでも全部入っちゃうみたいなのよ」
「そ・・・そうなの・・・」
「嘘くさいと思って調べてみたら本当みたいなのよね。
G国の論文に書いてあった。
女性の体が一時的に変わるんだって」
話聞いて少しイメージしてみてしまうマヤ。
ゲイルとマヤとのセックス。
・・・・イメージが全然湧かない。
身長がそもそも2倍以上違う。
そして一瞬でも妄想してしまう自分を恥じるマヤ。

「マヤは気を付けるんだよ」
「えっ?」
と妄想してた事を見破られたのかとドキッとするマヤ。
「マヤは・・・・性欲の塊だからね」
「そ、そんなことないもん」
「・・・・そんなこと・・・あるでしょ」
とマヤを淫乱な顔で見つめるレイラ。
ドギマギするマヤ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

寮に帰る2人。
レイラは飲み過ぎたこともあり目がうつろ。
部屋まで送り届けレイラをベッドに寝かすとスヤスヤと寝てしまう。
そして自分の部屋に戻るマヤ。
シャワーを浴びる。
ベッドに横になる。

明日は彼氏のAが来る日。
会えた時の事を考える。
するとムラムラしてくる。

マヤの日課のオナニー。
乳首を触りながら膣の奥に指を入れていく。
マヤは性的欲求が強かった。
しかも前回Aと会って以来男性とセックスもしていない。

Aとのセックスを妄想してオナニーにふけるマヤ。
いつもよりも快感が高かった。

2、すれ違い

朝起きて出社するマヤ。
会社の入り口の所に受付がある。
受付にはローズが座っている。

白人のナチュラルブランドヘア。
身長が180センチ近くあり、胸が大きくくびれもあり尻も大きい。
マヤはローズを初めて見た時に
「マンガみたいな女性の体型だ・・・」
と唖然とした記憶がある。
知的な顔つき。
ヒールを履いてる事もあり、立ち上がると更に大きく見える。
このロースだがマヤは少し苦手だった。
というのも
「ニンフォ」
という影のあだ名があった。
会社内のかなりの男と寝た経験があるらしい。
にもかかわらず平然と皆が通る受付に穏やかな笑顔で座っている。

「おはようございます」
とマヤが挨拶すると
「おはようございます」
と穏やかな笑みを浮かべて挨拶してくる。
悪い人ではないのだがどことなく苦手意識あるマヤだった。

職場に行き仕事が始まる。
スイッチ入るマヤ。
今日は昨日までに出来上がったプログラミングの最終チェック。
明日役員の前でお披露目がある。
「何もこんな大事な時に来なくても・・」
とはAに対して少しは思ってしまうマヤ。

Aは夕方の飛行機で到着する予定。
仕事を定時で終え、その後Aと会う約束をしている。
「今日は何としても早く帰りたい」
と思うマヤ。
1つ1つ丁寧にチェックしていく。

・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
夕方になり
「あれ・・・あれ?」
と部下の声が聞こえる。
「どうした?」
と声かけるマヤ。
「ここにこれがないといけないのですが・・・・あれ?」
「ちょっとどいて、私がやる」
と言い、部下の机に座りパソコンに向かう。

チェックしてると青ざめてくるマヤ。
「ここ・・・全部抜けてる・・・・なんで?」
と少し怒気をはらんだ声で言うマヤ。
プログラミングの一部が完全に消去されてる。
周りに確認するが皆心当たりはない様子。
チームとして仕事しているが皆いい加減な仕事するタイプではない。

頭回転させるマヤ。
提出は明日。
明日までに間に合わせなくてはいけない。
ただ時間考えるとここにいるメンバーで明け方近くまでフル稼働しない終わらない。

Aの顔が思い浮かぶ。
「ごめん」
と心の中で謝る。
他に方法ないのでチーム全員で再度取り組む。
Aに説明メールと謝りのメールを入れる。

・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・

夜中3時に全て終わる。
ぐったりするマヤと部下たち。
なんとか間に合った。

仕事終わりメール入れるがAからの反応はない。
「本当にごめんね」
と再度メール入れて自宅に帰り疲れからかあっという間に寝る。

翌朝出社する。
すると受付のローズが話しかけてくる。
「昨日ですがAさんと言う記者の方いらっしゃいましたよ。
マヤさんの彼氏だと仰ってました」
「そうなんです・・・でもトラブルあって昨日会えなくて・・・」
「昨日少しお話しましたが素敵な方ですね。
マヤさんの事凄い気にかけてましたよ」
「あ・・・ありがとうございます」
と言うがどこか心の奥に不安を感じるマヤだった・
「今日は施設内を取材されるそうです。
私がその案内役なんですが、何かAさんにお伝えする事ありますか?」
「いえ・・・・
私が出来たらいいんですけど、今日はどうしても外せなくて・・・
Aの事宜しくお願いします」
「わかりました」
と微笑むローズ。
マヤは気が付かなかったがローズの目の奥が一瞬煌めいた。

仕事で役員相手の説明。
長時間のプレゼン。
昨夜の踏ん張りもあり成果も上々。
終わった瞬間疲れがどっとくるマヤ。

仕事を終える。
思ったよりも遅くなってしまった。
Aに電話する。
しかし電話に出ない。
「折り返しの電話くれ」
というメールをする。

部屋に戻るマヤ。
まずシャワーを浴びる。
やっと仕事が一段落した。
気楽な気持ちでAと会える。
気分が明るくなってくるマヤ。

シャワー浴びて髪を乾かし着替え終わるとインターホンが鳴る。
画面見るとレイラが部屋の前にいる。
ドア開けてレイラを部屋に入れソファーに座るレイラ、ベッドに座るマヤ。
「昨日の事聞いたわよ、大変だったね」
とマヤを慰めるレイラ。

レイラは広報と言う立場もあり昨日も今日もAと会ったらしい。
「仕事熱心な彼ね。役員とのインタビューはアポに入ってないのになんとかアポ取ろうと必死に頑張ってたわよ」
とレイラに言われる。

Z社は世界的巨大企業である。
取材を申し込んでもほとんどが断られる。
実現したとしてもこの島に来れる人物はほんの一部。
謎に包まれてる部分も多い為、雑誌記者側からすれば役員クラスとのインタビューは拍が付く。

「かわいい彼だね」
「え?」
「仕事にひたむきな感じがちょっとキュンときちゃった」
自分の彼をレイラに褒めら少しうれしい気持ちになるマヤ。

「彼・・・・本当はエッチでしょ」
「えっ?」
いきなり話の内容変わり驚くマヤ。
「なんか欲求不満な顔してたわよ~~。
私にはわかっちゃった。
こっそり私の胸元とか見てるような視線感じたし」
「そうなの?・・・・む~~~~~・・・・後で懲らしめてやる」
少し不機嫌になるマヤ。
「そんなに怒らなくてもいいじゃない。
昨日会えるの彼も楽しみにしてたんじゃないの。
直前でキャンセルされたらがっかしするわよ」
「・・・・・」
何も言えなくなるマヤ。
確かにAは悪くない。
申し訳ない気持ちがまた蘇ってくる。

「この服装で行くの?」
とレイラに聞かれる。
マヤの服装はジーンズにTシャツ。
いつも通りのマヤの服装。
元々派手な服装とか好きではないマヤ。
仕事の時は職員専用のスーツがあるのでそれを着ている。
休みの日はラフな服装がほとんど。
「いつも通りでいいじゃない」
と言うマヤ。
「それも一理あるけど・・・・その服装じゃマヤに興奮しないんじゃない?」
「え?」
「A君と昨日今日と会って思ったけど・・・・露出高い服装の方が好きでしょ、あの人」
心当たりあるマヤ。
学生時代に付きあっていた時に冗談ぽくではあるが
「こういうの着てくれたらな~~」
とか
「スカートとかの方が好きだな」
とか所々言われていた。
だがマヤは当時全部聞き流していた。

「うん・・・・たしかに・・・・」
「でしょ。いつも通りの服装よりはイメチェンした方がA君も喜ぶと思うよ」
「・・・でも・・・どうすれば・・・」
とマヤが言うとレイラがマヤの部屋のクローゼットを開けて服を見定める。
しばらくして
「これこれ」
とワンピースを持ってくる。
これは以前レイラとショッピングしていた時にレイラに無理やり買わされたワンピース。
ノースリーブでスカートの丈が膝上まで、ボディラインがわかるようなワンピース
スカートは基本的には履かないマヤからすればかなりの露出高い服。
「これ着な」
「えぇ~~~~やだよ~~~~」
「絶対に喜ぶから」
「・・・・ほんと・・・・」
「こういう時の私は間違いないでしょ」
レイラの直感は当たる事が多い。
それはこの4年間で何度も見てる。
でもこういうの着たことない。
恥ずかしさがある。
「・・・・・・・・・」
ワンピース手に取り固まってしまうマヤ。
着た方がいいのか着ない方がいいのかわからなくなる。

そんなマヤをみかねて
「はいはい、じゃあ服脱いで」
と言うとマヤが着てるTシャツを脱がそうとする。
「ちょ・・・ちょっとレイラ・・・・あっ」
あっという間に脱がされてしまうマヤ。
「もたもたしないの。ジーンズも脱いで」
と言いながらマヤのジーンズの裾を引っ張るレイラ。
引っ張った拍子にベッドに倒れるマヤ。
その間にジーンズを一気にはぎとるレイラ。
「もう強引なんだから・・・・」
とあきらめ顔のマヤ。

下着姿のマヤを見て
「う~~~~~~~ん・・・・・」
と考えるレイラ。
「どうしたのレイラ?」
「・・・・・・マヤ・・・・今日は下着履かないで行きなさい」
「はっ??」
と声裏返るぐらい驚くマヤ。
「さっきのワンピースきて、下着付けないで彼の所に行くの。
そしていい雰囲気になって、彼が服脱がしてきたら彼は驚く。
その時に
「Aの為に頑張ったんだよ」
と言ってあげるの。
絶対にAは喜ぶよ」
と熱弁するレイラ。
「いやいや・・・履いてないのはまずいよ・・・・」
「A君はそういうの好きだよ。
心当たりあるでしょ」
心当たりは・・・ある。
昔Aがパソコン使ってる時にちらっと露出系のエッチな画像見えたことある。
ただマヤからすればワンピースでさえ恥ずかしいのに、その上ノーパンノーブラはハードルが高すぎる。

「考えてくれるのは嬉しいけど・・・・ちょっと無理だよ・・・・」
とレイラに断る。
するとレイラが
「あ・・・逆らったね」
とにやりとする。
するとレイラがマヤを押し倒す。
両腕抑えられ舌を入れられキスされる。
レイラの足でマヤの足も拘束する。

レイラとマヤは時折レズ関係であった。
きっかけは2年前。
レイラの部屋でマヤとレイラは2人で酒飲んでいた。
かなり酔っぱらった際にレイラからキスされた。
マヤは驚いた。
経験人数は彼氏であるAのみ。
他の人との経験はない。
女性に対して好きな気持ちはある事はあるが男性に対してのような感情ではない。
そんなマヤではあったが会って2年以上たつ親友のレイラにキスされた時に力抜けてしまった。
キスが気持ちいい。
そのままレイラに体を委ねると体中舐められ快感を与えられた。

翌日気まずい思いあるマヤではあったが何もなかったように接してくるレイラ。
レイラにとってはコミュニケーションのような物らしい。
レイラの考え方はわからないが、誰にばれるわけでもなく、気持ち良かったこともあり時折レイラに押し倒され犯されるマヤではあった。

マヤは152㎝。レイラは171㎝ある。
女性同士ではあるが身長差があり、レイラの力には勝てないマヤ。
レイラがマヤを犯す時はいつも強引に押し倒して服従を迫ってくる。
その押しに弱いマヤ。
力抜けて言う事聞いてしまうようになる。

ブラとパンツ脱がされるマヤ。
キスされながらマヤの膣に指入れるレイラ。
「言う事聞かないからおしおきね♥」
と言いながら押し込むようにキスをしながら指動かすレイラ。
「んんんんっ♥」
と喘ぐマヤ。

レイラはマヤとのセックスになるといつもの冷静な聞き分けの良い雰囲気が消え強引になる。
マヤは強気な面がなくなり逆らえない女になる。

レイラはマヤの膣を舐め、両手でマヤの乳首を触りいじる。
マヤはこのプレイに弱い。
膣の中を舐められながら両乳首いじられると大きな声が出てしまう。
「さっき逆らったでしょ、ごめんなさいは?」
「ご・・・ごめんなさい」
「じゃあ言う事聞く?」
「聞・・・聞く・・・・」
「いいこね・・・・」
とレイラが舌を奥に入れて舐めまわす。
「ああああああっ~~~♥」
と大声で喘ぐマヤ。

・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・

40分後。
行為は終わった。
普段はもっと長いのだが今日は時間がないので早めに終わる。
2人が最後に長いキスをする。

セックス中に
「ワンピース着る」
「下着付けない」
という条件の上に
「このままシャワー浴びないでメスの匂いのままでいきなり会いに行く」
というのを約束させられたマヤ。

Aはホテルに滞在してる。
部屋番号は既に聞いていた。
「ここまで頑張ったんだからA君も絶対喜ぶし、マヤの事押し倒しちゃうよ。
楽しい夜をね」
とレイラに応援される。
レイラの押しもあり一人でホテルへ向かうマヤ。
外に出ると多少風が吹いていてスカートがめくられないか気になりドキドキする。
ただ先ほどのレイラとセックスした事もあり、心なしか夢気分な事もありそこまで気にならなかった。

・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・

Aの滞在してるホテルに着く。
部屋番号を確認してエレベーターでそのフロアに行く。
久しぶりに会える嬉しさ、自分の今の服装、セックスへの期待などでドキドキしているマヤ。

Aの部屋を探すマヤ。
エレベーターを出て右の1番奥のようだ。
「いきなり来たらどういう反応するだろう」
と色んな想像をする。

部屋の近くまで来る。
すると声が聞こえる。
女性の声。
更に近くに行く。
部屋番号確認する。
Aから教わった部屋番号。
そのドアの前まで行くと更に声がよく聞こえる。

喘ぎ声だった。
間違いなくこの部屋から聞こえる。
冷や汗が出る。
心臓がバクバクする。
「まさか」
という思いが頭をかけめぐる。
廊下を確認すると誰もいない。
マヤは・・・ドアに耳を付けて中の音をもっと聞くような姿勢になる。

「Aはこれ好きなの?」
「あ・・ああ・・・」
「じゃあもっと腰振ってあげる♥」
中にいるのはAだった。
Aが誰かとセックスしてる。
しかも相手の女性の声もどこかで聞いた事ある様な声。
「あっあっあっ♥」
「ローズ・・・もう無理・・・出ちゃう」

ローズであった。
受付のローズ。
ローズが自分の彼氏と今このドア越しでセックスしている。

頭が大混乱するマヤ。
呼吸が荒くなる。
現実とは思えない。

ここにはもういられなかった。
涙が止まらない。
その場を離れエレベーターに乗る。
ホテルを出る。
力なく歩くマヤ。

・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・

いつの間にかマヤは海沿いまで来ていた。
夜は誰もいない。
波の音だけが聞こえる。
木によりかかるようにして座る。
先ほどの事を思い出しまた泣く。

・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・

泣きつかれた事もあり少し冷静さを取り戻すマヤ。
最初に思うのはやはり
「なんで?」
になる。

Aは浮気するタイプではない。
真面目な部分はマヤがよく知ってる。
遠距離恋愛だから確実とは言えないが、マヤの事を思ってる気持ちはAからよく伝わる。

「なんでよりによってローズさんと・・・」
この思いが強かった。
ローズが男好きなのは皆が知ってる。
マヤは本音を言うとローズがあまり好きではない。
男を常に変えてるような女は好きではない。
だが心のどこかに羨ましさもあった。
性欲が強いマヤからすればあれだけセックスしてるのは羨ましくもある。

「あの仕事のミスがなければこんなことにはなってなかったのかな」
とも思う。
本来ならAは2泊するので2泊とも一緒に過ごす予定だった。
思い通りにいかない・・・・

・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・

起ったことはもう仕方ないと思うように考え方切り替わってきたマヤ。
「それよりはこれから」
と心に言葉を刻む。
理性ではそのようには思える。
だがやはり感情ではそうはいかない。
「Aのバカ~~~~~~~~~~~~~~~~~~」
と大声で海に向かって怒鳴るマヤ。
怒鳴ると意外と気持ちがスッキリする。

「Aに理由聞いてみよう」
と思うようになった。
Aにも何かしらの理由があったかと思う。
遠距離にいる自分に合わせ続けてきてくれたAの事を思い出すと多少なり怒りも収まる。

一度自分の部屋に戻る事にした。
「レイラが起きてたら相談してみよう」
とも思った。
そして帰ろうとした瞬間に
「マヤか?」
と声かけられる。
心からびっくりして
「ひっ」
という声出すマヤ。
振り返ると・・・・ゲイルがいた。

3、海沿いで

「ゲ・・ゲイル・・・なんで?」
とマヤが言う。
「それはこっちのセリフだ。
なんかでかい声がしたと思ってきてみたらマヤじぇねえか」
そう言いながらゲイルがマヤの方に近づいてくる。

「ここで何やってるの?」
「言ってなかったが、意外だろうが俺は週何回か夜ランニングしてるんだ。
昔の仕事の影響もあって体動かしてないと気分悪くなっちまう。
お前は?」
「・・・・別にいいでしょ。
わたしもう帰るから」
とマヤが言うとゲイルの横を通り過ぎようとする。
しかしゲイルに腕掴まれ
「ちょっと待てよ、こんなとこで偶然会ったんだからもう少し話しようぜ」
と言われる。
軽く掴まれているのだがゲイルの手は巨大。
逃げられないような力強さがある。
「話すだけでも気が楽になる事もあるぜ」
と言われ少し話すことにするマヤ。

「似合ってんじゃん、そのワンピース」
「・・・・・ありがと・・・・」
「いつもラフな格好かスーツばかりだから新鮮だな」
せっかく用意したこの服はゲイルから褒められることになった。

「なんだ。泣いてたのか?」
とゲイルに唐突に言われる。
「泣いてなんか・・・・ない」
強がるマヤ。
ゲイルには弱み見せたくない。
「嘘つけ、泣いた後あるぞ・・・・・・
あ、男絡みだろ。
彼氏が他の女と浮気してるの知ったとかか」
的確に当ててくるゲイル。
一度持ち直した気分がまた落ちてきて涙出てくるマヤ。

「正解だったか・・・まあ悪かったな」
と言いゲイルの首にかけたタオルでマヤの顔を拭く。
意外な優しさに心少し打たれるマヤ。
「見る目ない男だな。
こんないい女ほっとくなんて」
とゲイルが呟く。

・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・

弱ってる事や誰かに聞いてもらいたいという事もあり、その後ゲイルに彼氏との事を話してしまうマヤ。
普段なら絶対にまともに話す事のないゲイル。
この状況でなければ何一つ言う事もなかったろう。

するとゲイルは
「お前も男とやればいい」
と唐突に言いだした。
「お前の彼氏も他の女とやってるんだから、お前も他の男とやればトントンになるだろ」
心の奥にそういう風に思う気持ちもあったマヤではあった。
だがそれをしてしまうと何かが壊れていくような恐怖がある。
「それは・・・・よくないよ」
「なんでだ?」
「そしたら・・・関係終わっちゃうと思う」
「このままだとお前は彼氏を心の中で責め続けるだろ。
そうすると更に関係悪くなる。
そういう考え方もあるぞ」
確かに、と思ってしまう部分もあった。
おそらくマヤはこの先も今日の出来事頭から消えないだろう。
逆に
「自分も同じことすれば・・・」
とはさっき一人で考えてる時に思ってる事でもあった。

「キスしてやる」
とまたいきなり言ってくるゲイル。
「嫌よ」
「キス位ならいいだろ」
「あなたとは嫌」
はっきりと断るマヤ。
ただゲイルはもう2年以上こういうマヤの態度に付きあっていて動じない。

「今ここには人いないな」
「????」
「ここはランニングしてるからよくわかるが夜は全く人がいない。
大声出しても誰も聞こえない」
「・・・・何が言いたいの?」
「誘拐・・・とかあるよな」
「・・・・・・・・」
「行方不明になったら心配するだろうな」
「・・・・・・・・・」
「力の差は・・・言うまでもないし」
とマヤの肩に手を置きニヤニヤしながら言うゲイル。

今更だがマヤは初めて気が付いた。
ゲイルと会うのは職場から職場の近く。
人が周りにいる状態だった。
人がいない所で会うのは初めて。
しかも夜で声出しても誰も聞こえない場所。

ゲイルが女性を追いつめてセックスしようとしてると言う話はレイラから聞いていた。
今その当事者になってしまったマヤ。
逃げる方法考えるが・・・思いつかない。

「・・・・・き・・・・キスだけなら・・・」
「お。いいのか?」
「仕方ないでしょ・・・」
とマヤが言うとゲイルがしゃがむ。
しゃがむと立っているマヤと目線が近くなる。
ゲイルの手がマヤの後頭部に触れる。
マヤの頭をひと握りで潰す事出来そうな手ての大きさに緊張が走る。
そのまま抱き寄せられゲイルにキスされる。

唇と唇が重なった瞬間ゲイルがすぐに舌を入れてくる。
「んん~~~」
と両手で振り払おうとするがゲイルの体はびくともしない。
マヤの後頭部と背中を抑えながら舌をねじ込み動かすゲイル。

マヤの目が見開く。
キスした事あるのはAとレイラだけ。
ゲイルのキスは2人と全く違う。
舌が大きく太く固く、そして長いのだ。
舌の下や歯茎なども太い舌で舐めまわされる。
舌を奥に入れるとすぐに喉の手前まで届く。
舐められたことのない場所を舐められる。
それがマヤにとっては快感だった。

5分ほどキスする2人。
最初両手使い抵抗していたマヤではあったが、徐々に力抜けてくる。
するとゲイルがマヤの尻を手で持ち上げる。
「ひゃっ」
と声出すマヤ。
いつの間にか持ち上げられ、正面にはゲイルの顔。
ゲイルの左手はマヤの尻を支えている。
「いやっ、触らないで」
と逃げようとするが、今はゲイルの腕の中。
下を見ると天井から地面を見ているような高さに位置されてる。

「お前・・・パンツ履いてないのか?」
とゲイルに言われ顔が真っ赤になるマヤ。
尻を触った時にパンツの感触がなく気が付くゲイル。
「思ったより淫乱なんだなお前は」
下着付けてない事はさっきゲイルと話した時にはだまっていた。
今こういう形でばれてしまい、言い訳も思いつかない。
そしてまたキスされる。
先ほどよりも激しく。

少しではあるが喘ぎ声が出てきてしまうマヤ。
ゲイルの事を嫌いな感情よりも快楽の方が強くなってくる。

いつのまにかマヤはゲイルに両手で尻を掴まれている状態で持ち上げられキスされていた。
話が違うので手を使いゲイルの手を振りほどこうとするが力ではかなう訳はない。
尻をいやらしく揉まれながらキスされるマヤ。

ゲイルのキスはテクニック抜群だった。
弱い動き強い動き。
マヤは翻弄され快感を与えられ抵抗する力がなくなっていく。

キスを一度やめるゲイル。
そして
「キスはこれで終わりだ」
とマヤに言う。
「えっ?」
と物足りない表情のマヤ。
「キスだけだろ」
「・・・・・・・」
「俺はこの先まで行っても全然構わない」

うつろな頭で考えるマヤ。
もう何がどうなってるのかよくわからなくなってる。
今マヤが思うのは
「快感が欲しい」
の一点。

「続けるか?」
とゲイルに聞かれる。
「・・・・・・・・」
「嫌ならやめるそ」
「あっ・・・それは嫌っ」
とマヤ自信がびっくりするような言葉を自分で言ってしまう。

「どうする?」
「・・・・・・・・」
「じゃあ少し安心させてやるよ。
まずG国出身の俺は外国女を妊娠させられない。
それは知ってんだろ」
「・・・・うん・・・」
「これも知ってるかもしれないが、外国女で俺とセックスできる女はごく一部だ。
かなりの女試したがほぼセックス出来ない。
俺のがでかすぎて入らないからだ。
背が大きいから入る訳でもない。
フェロモンの相性と言われている。
相性が合えば女の体が俺とセックスする時に一時的に変化する。
この俺とセックス出来る身体になる。
逆に合わなければセックス出来ない。
女の膣や口が広がらない。
そういう女はもう完全に興味なくなる」

レイラからこの話は聞いていた。
妊娠はやはり怖い。
だがG国の男性とのセックスだと妊娠はしない。
入らなければもうゲイルが関わってくることもない。
それは気が楽になる。
1点だけわからないのが
「もしゲイルと相性が合ってしまったら・・・・」
と言う不安。
でもそんな先の事はわからない。
今日起きた事だって予想もしないことばかりだった。

「どうだ?」
とゲイルに聞かれる。
そして首筋を吸われ舐められる。
「ひゃっ♥」
と甘い声出てしまうマヤ。

「はあ・・・はあ・・・じゃあ一つだけ約束・・・・」
「なんだ?」
「や・・・やさしく・・・・して・・・・・」
「いいぜ」
と笑みを浮かべるゲイル。

4、岩場の裏

「優しくしてやるから安心しろ」
とマヤの耳元でささやく。
そしてそのまま耳を舐めると
「あっ♥」
と喘ぎ声が出てしまうマヤ。

マヤの抑えていた常識の壁が壊れた事により、元々の淫乱さが出てしまう。
「でかい声だな」
とゲイルに言われ
「いやっ・・・・」
と口を抑えるマヤ。

ゲイルが周辺を見渡す。
そして
「あそこに岩場があるだろ。
あの先にちょっとした閉ざされた空間があるんだ
そっちのほうがマヤもいいだろ」
と言われ岩場を見る。
こちらからは岩しか見えないがその先に何かあるらしい。

人が周りにいないのはわかるのだが、やはり不安もある。
それならせめて隠れる場所の方がいい。
「お・・・おねがい・・・・」
と言うマヤ。

するとゲイルはマヤの体を持ち上げ両肩にかける。
ゲイルの右肩にマヤの上半身が。
ゲイルの左肩にマヤの下半身が。
マヤの左足はゲイルの胸。
マヤの右足はゲイルの背中。
ゲイルの左肩の上に股が挟まってる状態。
そしてゲイルはマヤの左手と左足を掴む。
肩を使って拘束された状態。

「こ、こんなの嫌~~~~降ろして、ねえ降ろしてっ」
哀願するがゲイルは聞く耳持たない。
岩場の方へ歩いて行く。
歩くたびに振動でマヤの股間が擦れる。
それがマヤにとっては気持ちいい。
恥ずかしさと気持ち良さで声出せなくなるマヤ。

岩場の近くに行くとさっきいた場所からは見えなかったが通れる部分があった。
そこを通ると天然の隠れ家のようなスペース。
正面には海。
左右には岩場があり、裏側は森でおおわれている。
音は波の音しか聞こえない。

「ついたぜ」
とゲイルが言う。
キスしてる時から膣部分は濡れていたのだが、肩で担がれてる最中に膣部分がこすれて更に濡れてしまったマヤ。
恥ずかしさから下向いて無言になる。

「ここなら誰もこないし消えないし聞こえねーよ。
楽しもうぜマヤ」
と言いマヤを地面に降ろす。
着地すると足がよろけるマヤ。
そしてゲイルがマヤのワンピースを掴み脱がす。
抵抗できずにそのまま脱がされるマヤ。
脱がされた後は手で胸と股間部分を隠す。

「何で隠してるんだ?」
「だって・・・恥ずかしい・・・もん・・・・」
「じゃあ俺も脱いでやるよ」
と言うと服を脱ぎ始めるゲイル。
まず上半身。
そして下半身。
お互いが全裸になる。

目を開いてゲイルを見てしまうマヤ。
ゲイルの体を見るのは初めてだった。
それ以前に彼氏のAの裸しか見たことがない。

想像しているよりも巨漢で筋肉質だった。
胸板や腕の太さも尋常じゃない。
ゲイルの太ももの方がマヤの肩幅よりも広い。
ボディビルダーとは違い肉に覆われた筋肉。
そして巨大なペニス・・・・
普通の女性ならあのサイズ入れられたら死ぬだろうと思えるような大きさ。
人間とは思えなかった。
モンスターのような印象。

そのモンスターがマヤに近寄りまた持ち上げる。
おもちゃのように扱われるマヤ。
だんだんと力の差をはっきり感じて抵抗する力がなくなっていく。
普段ならいくらでも言えるが今はゲイルと1対1.
ゲイルは逆らうと何しでかすかわからない雰囲気は持ってる。

今度はゲイルの両肩にマヤの両足がかかる。
ゲイルの両手がマヤの背中を支える。
ゲイルの顔の前にはマヤの下半身。
「そんな近くで見ないで!」
と叫ぶマヤ。
気にもとめずにゲイルはマヤの膣に口をつける。
「いやああああああああああ」
と叫ぶマヤ。
手を使いゲイルの頭を振りほどこうとするがやはり意味はない。

「これで大体わかるぞ。俺とセックス出来るか出来ないか」
とゲイルが言う。
感度がない場合だともう合わないらしい。
逆に感度出る場合だと合う。

「マヤはどっちだろうな」
といいゲイルはマヤの膣に舌を入れ込む。

最初に舌入れた段階でいきなり
「ああっ♥」
と大声出てしまう。
感じてしまったマヤ。
しかもゲイルの場合は舌が固く長い。
膣の中の表面部分を丁寧に舐めまわしていく。

最初は手で抵抗していたが舐められ続けるとだんだんと力入らなくなり手足がぶら~んとした状態になるマヤ。
ただ理性の上ではゲイルのような男に舐められて感じたくない。
しかも空中で舐められてるようなアブノーマルな体位です。
理性と快楽の狭間で混乱するマヤ。
声が自然と出てしまったり、理性戻る時は手で口を抑える。

「気持ちいいか?」
とゲイルに声かけられる。
気持ちいいのが悔しい。
涙が出てくる、
2年以上あれだけ拒否していた男に弄ばれている。

「き・・・きもちよくなんか・・・ない・・・」
とマヤが答える。
するとゲイルは舌を奥に入れマヤの膣をかき回す。
「く・・・・・・・・・・・・・♥」
必死で声出さないようにするマヤ。
その反応を楽しむゲイル。

途中ゲイルはマヤの両肩を掴むようにして担ぐようにした。
手が固定され動けなくなるマヤ。
その状態でまた舐められる。
ゲイルの女の扱いの上手さを身をもって知るマヤ。

・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・

「ふ~~~~」
とゲイルがマヤの膣から口を離す。
「うっ・・・えっ・・・・えっ・・・・」
と静かに泣き声のような感じてるような声出すマヤ。

「気持ち良かったんだろ」
「・・・・・・・・・・・」
認めたくはないマヤ。
実際は気持ち良かった。
マヤの膣の奥の奥の奥までゲイルの舌が届く。
内側を舐められ電気が走るような快感を何度も感じた。
しかし感じてるのを知られたくはない。
その上感じてるのを認めてしまうと、この後もゲイルに狙われることになる。

「き・・・気持ちよくなんかなかった・・・」
と強がるマヤ。
空中で持ち上げられていてもマヤの負けん気は消えない。

「そうか?所々大きな声出しててじゃねえか」
「・・・・・・・・」
「感じてんのはばれてんだよ」
ゲイルに言葉で責められるマヤ。
様々な角度からマヤを落とそうとしていくゲイル。

また空中で体勢変えられるマヤ。
今度は駅弁の体勢に移動させられる。
「な・・・何するの?」
「わかってんだろ、挿れるんだよ」
と言いながらゲイルはマヤの膣にペニスを擦りつける。

マヤが下を見る。
下を見ると隆々にいきりたったペニスが見える。
勃起すると先ほど見た時よりもはるかにでかい。
この先の事を想像して一瞬くらっとするマヤ。

「そ、そんなの無理。
絶対無理だから。
やっぱお願い。
お願いだからやめてっ
そんな大きいの無理っ」
とゲイルに懇願するマヤ。
「安心しろ。
さっきも言ったように入らない場合は入らない。
それはすぐわかる。
入らなければ俺はすぐ諦める。
まあやってみればわかる」
と言い、ゲイルはマヤの膣に亀頭部分を擦りつける。
「だ、だめっ、だめっ」
とマヤが叫ぶが駅弁で浮いてる状態の為身体の身動きが出来ない。

ゲイルのペニスがマヤの膣にゆっくり入れていく。
「くっ!」
と入る瞬間顔をしかめる。
ただ痛みはほぼなかった。
入り口付近でほんの少しの痛みを感じた位。
驚くマヤ。

ゆっくりとマヤの膣に巨大な太い棒が入っていく。
「あ・・・あ・・・・あ・・・・」
と声にならない声出るマヤ。
下腹部が経験ないくらい圧迫される感覚。
マヤの反応を見ながらゲイルは更にペニスを押し込んでいく。

「入ったな」
とゲイルが言う。
全部はとても入らないがゲイルのペニスがマヤの膣に半分ぐらい挿入されている。
「・・・か・・・・はっ・・・・か・・・」
マヤは顔を上に向け口を開け過呼吸になっていた。
苦しい。
腹が圧迫される。
入ってはいけない太くて長いものが体内の奥にまで入ってる感覚。
ただおかしなことに痛みがなかった。
その理由はわからずマヤを混乱させる。

「マジきついな、お前の中は。
俺のペニス千切るぐらいの勢いで締めつけてくる」」
「・・・・・く・・・くるしい・・・・」
「苦しいだろ。
最初は外国女は皆そうだ」
「・・・・ぬ・・・ぬいて・・・・」
「抜くわけないだろ。
やっと見つけた俺とセックスできる女だ」
嬉しそうにマヤに言うゲイル。

「お腹が・・・お腹が・・・・」
「腹がどうした」
「い・・・いっぱい・・・・は・・・破裂しちゃう・・・・」
「破裂しないんだよ。
お前は稀に見るG国の男とセックス出来る希少な女だ。
痛くはないんだろ?」
とゲイルに聞かれる。
嘘つくか悩むマヤ。
少しの軽い痛みはあるのだが、強い痛みは全くない。
悩んだ末に
「い・・・いたいよ・・・・」
と言うマヤ。
「嘘つけ。本当に痛い場合はもっと暴れる。
それ以前に入らないんだよ。
膣が広がらないだろ。
お前の身体は俺のペニスを受け入れる身体になったんだ」
とゲイルに言われ
「そんなのいやっ、そんなのなりたくないっ」
と泣き叫ぶマヤ。
「じゃあこれから証明してやるよ」
とゲイルが言うと、ゆっくりマヤを持ち上げてる両腕を動かす。
マヤの体上下する。
膣のペニスが抜き差しされる。
「ひっ・・・ひっ」
と覚える声出すマヤ。
「最初だからゆっくりやってやる。安心しろ」
とゲイルが言う。

・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・

10分後。
マヤはまだ駅弁で犯されていた。
ゲイルのペニスはマヤの中に半分くらいしか入っていないがそれでもかなり奥まで入る。
マヤの反応を見ながら抜き差しのタイミングやスピードを変えていくゲイル。
マヤの反応が少しではあるが変わっていく。
入れた後は顔が苦しさから蒼白になっていた。
今は徐々にではあるがセックス時特有の顔が赤らむ場面も増えてきている。
「気持ちいいか、マヤ」
「・・・・・・・」
言葉を発しないマヤ。
少しではあるが気持ちいいと思う感覚が出てきてしまっていた。
それは認めたくない。
こんな男相手に認めたくはない。
だが身体は徐々に反応してきてしまっている。

「少し早く動くぞ」
とゲイルが言うと腰を動かし始めた。
「ぎゃっ♥」
と大声出してしまうマヤ。
驚きの声の他に快楽の声も混じった声で。

腰使いが巧みなゲイル。
マヤの反応が良い場所に重点的にペニスを当てるように犯す。
マヤの顔がとろけていく。

「いい締まりだマヤ。
俺が抱いた女の中でダントツだぞ。
・・・・もうイクか」
とゲイルが言うと前よりも腰の動き早くなる。
「中に出すぞ」
とゲイルに言われゾッとするマヤ。
「な、中はやめてっ~~~中で出すのはだめっ~~~」
「妊娠しないから大丈夫だ」
「で、、、でも・・・怖い・・・怖い・・・・」
「中で出された事あるか?」
「・・・そんなのない・・・・・・」
「じゃあやってみないとな」
「いや~~~~~~~~~~~~~」
「出すぞっ」
と言ったタイミングでゲイルがマヤの膣内で射精する。
「ああっ♥♥」
とマヤから声が漏れる。
射精された感覚が経験した事のない気持ち良さであった。
しかも量が多く射精時間が長い。
「ああああああああっ~~~~~~♥」
と今の状況の事も忘れて感じてしまうマヤ。

・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・

セックスは終わり2人は着替え終わっていた。
余韻も収まりまた冷静な考え戻ってくるマヤ。
「なんでことしちゃったんだろう・・・」
と落ち込む。
そんなマヤに
「どうだ良かったか?」
と聞いてくるゲイル。
「・・・・・・全然。最悪だった」
とゲイルを睨みつけながら言うマヤ。
「おおぉ~~~怖いな。
いつものお前だ。
だが今はもうかわいく思えるぜ」
とゲイルが笑う。

海沿いから家まで帰るマヤ。
ゲイルが隣についてくる。
「あっち行って」
と何度も追い払うが肩を組んで離れないゲイル。
「またしような」
「何を?」
「セックスに決まってんだろ」
「もう嫌。これっきりで終わり」
「本当にそう思ってるのか?」
「当たり前じゃない」
「の割には感じてたな」
「・・・・・・・・・」
「お前は性欲が他の奴と比べ物にならないくらい強いんだ。
強いから俺とセックス出来た」
「・・・・・・・・・」
「仕事のストレスも多いんだろ。
出世したしな」
「・・・・・・・・・」
「彼氏もここにはいない。
それにここに来ても他の女と浮気する」
「・・・・・・・・・」
「付きあえといってるんじゃねえんだ。
周りに秘密にして俺とお前だけの秘密だ」
「・・・・・・・・・」
「それにお前セックス慣れてないだろ」
「(ドキッ)」
「そこそこしたことはあるだろうが単調なプレイばかりだろ」
ゲイルの言うとおりだった。
マヤは男性は彼氏としかセックスした事ない。
20回ぐらいは通算でした事あるがノーマルなプレイばかりであった。
彼氏とのセックスは気持ちいいし心繋がる感覚も得られて喜びはあったが、どこか物足りない部分はずっとあった。
しかも遠距離恋愛になって会えたとしても年1,2回。
レイラとも10回ほどセックスはしたがいつも受け身。
自分からどうやっていいのかわからないし、相手にお願いするのも恥ずかしくて言えなかった。

本当の所さっきのゲイルとのセックスは興奮していた。
ずっと持ち上げられ地面につかない状態でずっと犯されるシチュエーションに興奮もしていた。
でもそんな事は絶対にゲイルには言いたくない。

「慣れてなさそうだからわざと1回でやめてやったんだぜ」
「・・・・・・・・・・・」
「ま、考えてみろ」
ゲイルが喋るが返事もせずに無言で歩くマヤ。

しばらく歩くとマヤの寮が見えてくる。
「もういいでしょ。
ここでさよならして」
とマヤがゲイルに言う。
「今日は良い日だったぜ」
と言いゲイルが去っていく。

ゲイルが去った後携帯を見る。
Aからの10数回の着信と数通のメール。
Aはマヤのマンションまで来たらしい。
しばらく待っていたのだがいないのでホテルに帰った、と。
「電話くれ」
というメールもあった。

とても電話する気にも会う気にもなれないマヤ。
今日はあまりにも色んな事が起こりすぎた。

急に高熱が出た。
病院に行っていた。
ふらふらして動けないから今日は休んで寝る。
会えなくてごめん。
明日は見送りに行くから。
というメールをAに送る。

部屋の前まで来るが一人でいるのが辛い。
隣のレイラの部屋のインターホン押すとレイラが出てくる。
満面の笑みで
「どうだった?彼と盛り上がった?」
と聞いてくる。
「・・・・・え”~~~~~~~~~ん」
と泣きレイラに抱きつくマヤ。
「どうしたのマヤ」

レイラの部屋に入り、まずAの事を話す。
「あのローズさんと・・・・・・・・
それは・・・・・凄いわね・・・・・」
驚くレイラ。
「大変だったね・・・マヤ・・・・・
おいで。
抱きしめてあげる」
と言うとマヤがレイラにもたれかかる。

「Aも酷いわね。
せっかくマヤと会える短い時間なのに」
「・・・・・・・」
「でもローズさんが相手なら・・・・なんか弱みでも握られてる可能性とかもあるんじゃない。」
「・・・・うん・・・・私もそんな気がするの・・・・
聞きたいけど・・・今はそんな気分になれないし・・・・」
マヤの相談に答えていくレイラ。
こういう時のレイラは頼りになるし真剣に話聞いてくれる。
ある程度話していると少し気が楽になってくるマヤ。

「じゃあこのワンピースは使う暇なかったんだ」
「・・・・・・・・・あのね・・・・・」
「うん?」
「もう1つ相談したい事があってね」
「なに?」
「実はね・・・・」
と言うとゲイルとの今日あった事を話すマヤ。

「え、あのゲイルと・・・・やっちゃったの?」
「そんな言い方しないでっ」
「ごめんごめん・・・じゃあ・・・・ゲイルと性交をおやりになられたの?」
「ふざけてるのっ?」
「ごめんごめん」
「私この先どうすれば・・・・・」
「う~~~ん・・・・」
マヤの話を聞き再度考えるレイラ。

「ま、深く考えてももう仕方ないよ。
しちゃったのはしちゃったんだし」
「そんな・・・・」
「気持ち良かったの?」
「・・・・・・・・・・・・本当の事言った方がいい?」
「当たり前でしょ」
「・・・・・・・うん・・・・ちょっとは・・・」
「だったら良い方向に考えてもいいんじゃない。
今だから言うけどマヤの事心配してたんだよ。
彼氏とは遠距離だし、相手するのは私しかいないし。
でも私は女だから男性の様なセックスは出来ない。
マヤの性欲の強さは私も知ってる。
抑えてるのが辛そうだったもん」
レイラがマヤに語りかける。

「マヤは気が付いていないだろうけど、顔色は今日いいのよ。
心は落ち込んでるんだろうけど身体は元気そう。
マヤにはセックスが必要なのよ」
確かに身体の調子はなぜかここ最近で1番良い感じがする。
あんな形であれセックスした事でマヤの体は活力を取り戻してきているようだ。

レイラに励ましてもらったマヤ。
少しではあるが気が楽にはなった。
すると疲れから急激に眠気が襲う。
レイラに別れを告げ部屋に戻りそのまま寝てしまうマヤだった。

5、ミニスカ

目が覚めるマヤ。
昨日の事を思い出し大きくため息が出る。

今日は土曜日で本来なら休み。
ただマヤは昨日のプレゼンの修正部分のまとめや整理などがあり午前中のみ出社する予定。
シャワーを浴びる。
休日なのでいつものスーツではなく私服で出社する。

Aには熱が出てると嘘をついた。
会うとまずいのだが、Aの今日のスケジュールはZ社以外のこの島の取材を朝からすることになってる。
そして夕方仕事を終えそのまま空港に向かい帰国するスケジュールなのは知っている。
遠くに行っているので職場までの距離ならばれることはない。

せっかく会える機会だったのにこんなことになってしまうとは思わなかったマヤ。
大きくため息をつく。
せめて見送りだけはしてあげたい。

会社に行くと人はほぼいない。
チームの中ではマヤだけ。
仕事してる方が気がまぎれる部分もあり集中して仕事に取り組む。

仕事が終わり昼食を取ってから家に帰る。
仕事する事で少し気持ちも戻ってきた。

部屋の近くまで来るとマヤの部屋の前に人が立っている。
あの大きさは一目でわかる。
ゲイルだった。
「まずい」
と思い戻ろうとするがゲイルに気が付かれる。

「よう、マヤ」
「・・・なんの用なの?」
「そんな態度するなよ。
もう深い中だぜ、俺らは」
「・・・私はそう思ってない・・・」
今までよりもマヤに馴れ馴れしく接してくるゲイル。

「こんなところまで来ないでよ」
「いや~~~渡したいものがいくつかあってな」
「何?」
「まずこれだ」
と言うと音声レコーダーをポケットから取り出すゲイル。
そして再生ボタンを押す。
「ああああああっ~~~♥」
と女性の喘ぎ声が流れる。
その後
「マヤはここ好きなんだな・・・・」
「そ・・・そんなこと・・・・そんなことない~~~♥」
と音声が流れ、停止ボタン押すゲイル。

「マヤに相談なんだ。
これを月曜日の昼の館内放送で流そうかと思っているんだが・・・・
どう思う?」
顔が青ざめるマヤ。
ゲイルは昨日こっそりと録音していたらしい。
「ほ・・・本当に・・・・やめて・・・」
ゲイルと冷たい目で睨めつけるマヤ。
「放送したらどうなるかな?
俺は全然問題ないぜ」
「や・・・やめて・・・・」
「やめてばかりじゃ・・・やっちまうかもな」
「・・・ど・・・どうすればいいの?」
「そうだな、まずこれを着ろ」
とゲイルが言うと、袋の中からTシャツとキャミソールを取り出す。
「さっきお前の為に買ってきた」
といいマヤに服を渡す。
「これを着ればいいの?」
「ああ、ただしここでな」
「はっ?」
「この廊下で着替えろ」
「そんな事出来るわけないじゃない」
「やれ。でないとこの音声流す」
昔からゲイルはこういう男だとは知っていた。
それが今自分がターゲットになっている。
逆らってもどうしようも出来ない。

「・・・き・・・着替えればいいのね」
「ああ、まず今着てる服を全部脱いでからな」
このマンションのフロアーは6部屋ある。
マヤを除くと5部屋。
人が出てくる可能性は低い事は低い。
「じゃ・・・・脱ぐ・・・・」
と言い着ているTシャツとジーンズを脱ぐ。
上下下着姿になるマヤ。
脱ぎ終わり
「この服着ればいいんでしょ」
と着ようとした時に
「全部脱いでから、と言ったろ。
下着まだきてるじゃねえか」
凄んでくるゲイル。
言い返せない雰囲気。
マヤは廊下で裸になんかなったことはない。
考えたこともない。
「早くやれ。人が来る確率上がるぞ。
頭良いマヤならよくわかるだろ」
確かにその通りではある。
出来るだけ時間を短くした方が見つかる可能性は減る。

意を決して上下の下着を脱ぐマヤ。
手を使い胸と前を隠す。
「こ・・・これでいいんでしょ」
と言うがいつものような強い口調にはなれない。
「よし、じゃあ着替えろ」
とゲイルが言う。

キャミソールとスカートを急いで履く。
履いてわかったがスカートはかなりのミニスカート。
マヤはミニスカート人生で履いた事がなく今回が初めてだった。

「似合ってるぞ」
と満足げのゲイル。
その後マヤが下着を履こうとするが
「何やってんだ。それは履くな」
と強い口調で命令される。
「な・・・なんで・・・」
「その方が楽しいだろ」
とゲイルが笑う。

・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・

ゲイルに命令され外を散歩することになった。
マヤの顔は真っ赤で下を向いている。
風が強く吹いたらめくれてしまうようなミニスカート。
しかも下には何も履いていない。

途中人とすれ違うたびにドキドキする。
しかもゲイルは大きいのでかなり目立つ。
人からの視線を受けやすい。

「主任」
と声かけられる。
びくっとして振り返ると職場の部下だった。
「どこ行かれるんですか?」
と気楽に聞いてくる。
「あ・・・あの・・・・・・・
倉庫に必要な荷物があって、私ひとりじゃ持てなそうだったから会社にいたゲイルにお願いしたの」
と咄嗟に嘘をつくマヤ。
「そうですか・・・
ところで主任もそういう服装するんですね」
マヤの服を見る部下。
「た・・・たまにはね・・・・・」
「似合ってますよ。
じゃあゲイルさんお手数ですが宜しくお願いします」
と言い去っていく部下。

マヤの体から汗が出る。
「履いてないのばれたら・・・」
と思うと体が熱くなる。
そんな様子をニヤニヤ見るゲイル。

「ゲイル・・・ちょっと・・・・」
とマヤがゲイルに声かける。
「なんだ?」
「ちょっとそこの森の方へ・・・」
とマヤが言う。
森に歩いて行く2人。

気に囲まれた人のいない場所に着くと
「ゲイル・・・おねがい・・・もう・・・もういやっ」
「なにがだ?」
「外・・・歩けない・・・・恥ずかしくて・・・」
「じゃあどこならいいんだ?」
「へ・・・部屋に帰りたい・・・・」
と涙ぐむマヤ。
「部屋か・・・・俺も一緒にか?」
固まるマヤ。
違うと言えばまた散歩させられる。
部屋に入れればおそらく・・・・・

選択の余地はなかった。
「私の部屋に・・・・来て・・・・」
というマヤ。

マンション裏口の階段から部屋に入る2人。
マヤがゲイルに熱望したらここは許してもらえた。
マヤの部屋に入る2人。
入り口のドアを閉める。
そして玄関出た後のドアもゲイルが閉める。

このマンションは入り口のドアの他に玄関と部屋の間にもドアがある。
玄関と部屋の間にあるドアを閉めると完全な防音になる。
それを知った上でゲイルはドアを閉めた。

「やはり天井低いな」
とゲイルが言う。
ゲイルが立つと天井まですぐの距離。
「部屋は綺麗にしてるな」
とマヤの部屋の感想を言いソファーに勝手に座る。

ぐったりしているマヤ。
外にいるよりはゲイルといる方がまだマシとさえ思える。

思いだしたように時計を見るマヤ。
時間を見るとフライトの時間が近くなってる。
今ここを出ないと間に合わない。
「あ・・・あの・・・」
「なんだ?」
「私の彼氏が今日帰るの。
今ここでないと間に合わなくなっちゃう・・・・」
「俺をこのままにしておくのか?」
「・・・・・・・・・」
「浮気した男に会いたいのか?」
「・・・・この2日間会えなかったし・・・・
やっぱり顔ぐらいは見ておきたいの・・・
お願いゲイル」
頭を下げてゲイルに頼み込むマヤ。
批判や無視をしたことはあれどゲイルに頭など下げたことはない。
それくらいマヤにとっては譲れなかった。

少し間がありゲイルが口を開く。
「条件次第じゃいいぞ」
「・・・条件って・・・・」
とマヤがおそるおそる聞く。
ゲイルの条件とは
・週末ゲイルに呼ばれたら家に来てセックス
・ゲイルを興奮させる
・マヤがセックスを楽しむ
という条件だった。

「な・・・・」
と固まるなお。
「そ・・・それは・・・・」
「嫌ならいいぞ。あの音声流してやる」
「・・・・・・・」
もうどうしようもないと思ってしまうマヤ。
人を追い込む事に長けているゲイルには到底勝てそうもない。

「き・・・聞いてもいい?」
「なんだ?」
「た・・・楽しむって・・・・」
「ああ、別にお前を脅したい訳じゃない。
今日だって昨日お前がOKしてればこんな事にはならなかった。
お前とセックスしたいだけだ。
せっかくするなら楽しい方がいいだろ?
普段のお前を変える必要はないし、仕事の邪魔する気もない。
彼氏との関係もお前の好きにやればいい。
ただ俺とセックスする時は楽しめ。
でないとお前の感度が下がる。
そうするとペニスが奥まで入りにくくなる。
感じてる女の方が入りやすいという統計が出てる。
無理やりやってもいいが、それだと反応悪くてつまんないしな」
とゲイルが説明する。

考えるマヤ。
だがもう考えても意味がない。
それに時間がもうない。
「・・・・わ・・・わかった・・・・」
としぶしぶ了承するマヤ。
「いいぞ。いいこだ」
とニヤリとするゲイル。

「空港行った後に俺の家に来い」
とゲイルに言われる。
ペンで簡単な地図を紙に書きマヤに渡す。
そして部屋を出ていくゲイル。

とんでもない約束してしまったのかもしれない。
だがマヤにとっては今は空港に向かう事の方が大事だった。
服を着替えタクシーを呼び空港に向かう。
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・

空港でAとは会えた。
お互い共にどことなく固い気まずい雰囲気。
Aもマヤもお互いが負い目を背負ってる。
離陸が迫っていて時間がなかったこともありあまり会話する時間もなかった。
「また連絡する」
とお互いが言い合い軽いキスをしてAはゲートの消えていった。

飛行機が飛ぶ瞬間を確認して空港を出てタクシーに乗るマヤ。
一度自分の部屋に帰る。
ゲイルの家に行けばこの後されることはわかっている。
歯磨きセットをバッグに入れゲイルから貰った地図を片手にゲイルの家に向かう。

マヤの住んでるマンションの裏側は森だった。
裏側から行くと歩いて15分ぐらいで着くらしい。
その森を道なりに進んで何カ所か曲がると森の中に大きな家が建っている。

玄関でインターホンを鳴らす。
するとゲイルが出てくる。
「ちゃんと来たな。
まあ入れよ」
とマヤに言うゲイル。

ゲイルの家はかなり広かった。
家賃いくらするんだろうと思う位の広さ。
天井は高い。
リビングにあるテーブルや椅子などはゲイルのサイズに合わせてるのか大きく高い。

食事中だったようだ。
テイクアウトで頼んだらしい大量の料理が並んでいる。
「マヤも食べろ」
と言われる。
あまり食欲はなかったが食べれそうなのを見繕って食べる。

食事が終わると
「シャワー浴びて来い」
とゲイルに言われ風呂場を案内される。
「ここにあるものは自由に使え」
と言われる。

シャワー浴びるマヤ。
シャワー浴びた後髪を乾かし、歯を磨き、バスタオルを巻いて部屋を出る。

リビングに行くとゲイルがウイスキーを飲んでいた。
「おっ、タオル巻いて出てきたのか」
とまんざらでもない表情のゲイル。
ゲイルが近寄る。
マヤを担ぐ。
お姫様抱っこの状態。
そのままゲイルの寝室に向かう。

ゲイルの部屋も広かった。
30帖以上はありそうな部屋。
そこに徳大のベッドが置いてある。
ゲイルのサイズでも広々使えるサイズ。
「国から特注で運んできたんだぞ」
とゲイルがマヤに言う。
ベッドに寝かされるマヤ。
「シャワー浴びてくるから少し待ってろ」
と言い風呂場に向かうゲイル。

マヤは待っていた。
不思議と緊張していない。
昨日からの出来事でどこか感覚がマヒしてしまってるのかもしれない。
布団の中に入り横になって待つマヤ。

ゲイルが部屋に戻ってくる。
タオルも巻かずに全裸の状態。
ベッドに入るゲイル。
そしてマヤをゲイルの左わきに寄せる。

「どうした?不機嫌なのか?」
とゲイルがマヤに聞く。
「・・・・・・」
「ここまで来たんだからもう深く考えるな」
「・・・・それは・・・無理」
と不愛想に返事するマヤ。

「・・・・一つ聞いていい?」
とマヤがゲイルに聞く。
「なんだ?」
「なんで私なの?」
「お前が俺の好みだからだ」
とゲイルが言う。
「私より綺麗な人やスタイルいい人やもっと背の高い人もいっぱいいるじゃん」
「お前の顔は綺麗だぞ」
「・・・・・・うそだ」
「ほんとだ。
ちょうどタイプだったんだよ」
「スタイルは・・・・よくないよ」
「まあ胸はないわな」
「・・・ふんっ」
「怒ったのか?
・・・胸はどちらでも構わないんだ俺は。
そこまで興味はない」
「じゃあ何がいいの?」
「お前は上半身細いだろ。
そしてくびれがかなりある。
尻も小ぶりだが大きい。
尻好きなんだよ俺は。ムラムラしてくる」
「・・・・・・・」
「服着ててもある程度はわかるんだよ。
2年前にマヤを初めて見た時にびびっときた」
「・・・・・・あ・・・ありがと・・・・」
一応礼を言うマヤ。
褒められるのは嫌な気分ではない。

「背の大きさは外人女の場合どうでもいい。
150cmだろうと190cmだろうと俺からすればどちらも変わりなく小さい。
マヤは身長いくつだ?」
「・・・・152㎝・・・・・・ゲイルは?」
「308だ]
3メートル超えてるとは思ったが実際にリアルな数値聞くと心の中で驚いてしまうマヤ。
「俺の半分以下だろ。
そういう女とやったことなかったからそこも興味あった。
昨日お前とやったがかなり良かったぜ」
「・・・・・・・・」
「後は直感だな。
お前見た時に淫乱な感じがしたんだ。
俺とやれる女だ、と無意識に思った。
当たってたろ?」
と自慢げに言うゲイル。

「まあ怖がるな。
本気で痛がるような事はしねーよ」
「・・・ほんとに?」
「お前が育たないしな。
それにお前セックスあんまり慣れてないだろ」
「・・・・・・・」
「隠す必要ないだろ。
ホントは色々してみたいんだろ?」
「・・・・・・・・」
「昨日も持ち上げて舐めたらよがってたじゃねえか。
俺となら経験した事のないプレイや体位ばかりできる」
「・・・・・・・・・」
「2年間追い続けた女だからな。
こんなに俺が追う事なんかないんだぞ」
「・・・・・・・・・・」
「大事に扱ってやるよ」
ゲイルの話を聞くマヤ。
昨日もそうだったがセックスの時だけは多少なり大事に扱われてるのはわかる。

「・・・・私どうすればいいの?」
「感じて楽しめ」
「・・・・それだけでいいの・・・・・」
「それだけでいい。
それにお前は仕事で疲れやストレスかなり溜まってるだろ。
セックスしてないから余計ストレスたまる。
ここに来るまでも他の奴にはばれないだろ。
森の中にこの家あるし、マヤのマンションの裏口から出るから人にも見られない」
「・・・・他の人には・・・言わない?」
「言わねーよ。お前がここに来るのならあのレコーダーもいらないし、人に言う必要もない。
お前が仕事ストイックなのも知ってる。
キャリア壊す気はねーよ」
どこか心軽くなってくるマヤ。
もうこうなってしまったらセックスして気持ち良くなった方が自分の為にもいいんじゃないか、と思うようになってくる。

「他に質問あるか?」
とゲイルが聞いてくる。
「・・・・・・・・・・ない・・・」
と答えるマヤ。
「ならお前から言え、セックスしてください、と」
「え・・・嫌だよ。そんなの恥ずかしいよ」
「言え」
「・・・・・せ・・・・せっ・・・く・・・す・・・・・して・・・・く・・だ・・・さい」
とマヤがためらいながらも言う。
するとゲイルが覆いかぶさってきてマヤにキスをする。

6、感度

ゲイルに抱かれるマヤ。
ゲイルが覆い被さるとマヤの体はゲイルの身体に隠れ見えなくなる。
キスされながら身体潰されるマヤ。
「く・・・くるしい・・・・」
「お、悪い悪い、お前には重すぎたか」
と言いながら少し体を上げマヤに負担かからない程度の重さに調節する。
「お前みたいなサイズ俺も初めてだから調節わからねえよ。
やりながら合わせるようにはしていくわ」
と意外とマヤに対して気遣いしてくるゲイル。

その後マヤの乳首を舐めるゲイル。
ざらざらした太く長い舌がマヤの乳首を舐め転がす。
乳首はマヤの性感帯。
舐められると甘い吐息が漏れる。

乳首舐めながらゲイルがマヤの膣に指入れる。
太い指なのでまずは小指から入れる。
指をゆっくり動かす。
濡れ具合が強くなる。
その後指を人差し指に変え指でピストンしながらマヤの乳首を舐める。
気持ちいいのかもぞもぞと動くマヤ。
両手を頭の上に移動されゲイルの腕で抑えつけられる。
足もゲイルの足で拘束する。
どこかまだ我慢してる表情ではあるが、徐々に感じてくるマヤ。

一通り愛撫し終わるとゲイルがマヤの股側に移動する。
そして両足を掴み、マヤの頭側に押す。
「この体勢・・・恥ずかしいよ・・・」
と顔を横に背けるマヤ。

ゲイルが少し驚く。
「お前は身体柔らかいな」
「・・・新体操してたから・・・」
「いいじゃねえか。身体柔らかい女は好きだぜ。
お前となら色んな事出来そうだ」
と言うとマヤの膣を舐める。
「ひっ♥」
と声が出てしまうマヤ。

ゲイルはマヤの膣周辺を丹念に舐める。
膣だけでなくクリトリスや尻の肉部分。
そして尻の穴をペロッと舐めると
「だめぇ」
とマヤが叫ぶ。
「どうした?」
「そ・・・そこ・・・汚いとこだよ・・・・」
「セックスの時は全く気にならねえよ。
・・・お前はここ舐められたことないのか」
「・・・・うん・・・・」
「ならここもゆっくり教え込んでやるよ」
と言いまたマヤのアナルを舐めるゲイル。

ゲイルに抑えつけられ膣から尻周辺を全体的に舐められるマヤ。
下半身がゲイルに丸見えとなっていて恥ずかしさはあるが、舐められるのは気持ちいい。

しばらくして
「お前の膣もアナルも小さいな・・・・
こんなサイズで俺の受け入れるんだな」
と感心した様子のゲイル。
「そんな所じろじろ見ないで」
「見えるからいいじゃねえか。
お前我慢してるんだろうが、感度いいな。
舐めるたびにビクビクしてるのはわかってるんだぞ」
言葉でも責めてくるゲイル。
悔しさはあるのだが、心の一部分が感じてるのはわかるマヤ。

「クリトリスは感じないのか?」
とゲイルがマヤに聞く。
「ここはほぼ反応ないんだよな」
「・・・・そこは昔からあまり感じないの」
マヤは昔からクリトリス部分が感じない女だった。
その反動か膣内は感じやすくなってる。
オナニーする時は指を入れてするのが日課だった。

ゲイルはマヤを攻めながらも一つ一つマヤの体、性感帯を確認していく。
マヤの事を感じさせようとしてるのはわかってくるマヤ。

マヤの足を掴んでる手を離すゲイル。
マヤを掴みうつぶせの姿勢にする。
腰から背中にかけて焦らすように舐める。
びくっ、と少し反応するマヤ。
感度ある時はマヤは身体が少しビクッとなる事に気が付くゲイル。

そして今度は後ろからマヤの尻にかぶりつく。
甘噛みして舐めて吸う。
時折膣やアナルを軽く舐めるがまた尻の肉部分を大きな音をたてて吸い、舐めまわすゲイル。
「そ・・・・そんなに責めないで・・・・」
とマヤが言うと、後ろからゲイルの手が伸びてきてマヤの両腕を抑える。
「これは俺が好きなんだよ。
お前の尻はマジいいな。
食いたくなってくる」
と言いまたマヤの尻を舐め、吸う。

・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
30分後。
まだマヤは仰向けで尻を舐められていた。
ねちっこくマヤの尻を舐めるゲイル。
途中
「すこし腰上げろ」
と命令される。
腰を少し上げ四つん這いの姿勢になるマヤ。
そうするとゲイルはマヤの膣に舌を奥まで入れる。
びちょびちょいやらしい音で膣内を舐めまわされるマヤ。

舐め終わるとまた尻を甘噛みされ、舐められる。
こんなに一カ所を責められた経験がないマヤ。
徐々にだが最初よりも尻の肉部分が気持ち良くなってくる。
「・・・ゲイル・・・・」
「なんだ?」
「そ・・・そんなに・・・・私のお尻好きなの?」
「ああ」
と言うとまたゲイルは舐めはじめる。
そこまで求められるとマヤも気分は良い。

1時間前後舐められたマヤ。
息も荒くなっている。
認めたくはないが気持ち良かった。
ゲイルと合うのかもしれない、と心で思うマヤ。

「今度はお前の番だ」
とゲイルがマヤに言う。
ベッドに仰向けになるゲイル。
「フェラは出来るのか?」
「・・・ちょっとは・・・・でもこんな大きいのどうやっていいかわかんない」
「教えてやるから舐めてみろ」
とゲイルがマヤに命令する。

ゲイルの股間の前に座るマヤ。
目の前にはゲイルの巨大なペニス。
近くで見ると更に大きく見える。

ゲイルのペニスを両手で軽く掴む。
太すぎるせいか握っても半分も握れない。
先の部分をちょろっと舐める。
そして咥えようとしてみる。

口をめいいっぱい開くマヤ。
そして亀頭部分を咥える。
口全体で包み込むが先まで全然入らない。
亀頭の半分ぐらいが限界だった。

「大きすぎて口に入んないよ」
とマヤが言うと
「口は時間かかるからな・・・・
まあ今はいいだろう」
とゲイルが言う。
ゲイルいわく膣と違い口は広がるようになるのに時間かかるらしい。
マヤの胸辺りを指差し
「ここまで入るような女にさせてやるからな」
とマヤに言う。
「そんなの死んじゃうよ」
とマヤが言うと
「出来るようになるさ。お前はな」
と変な期待されるマヤ。

その後ゲイルのペニスを舐めるマヤ。
やり方がほぼわからない。
それを察知してゲイルが
「こうやれ」
と逐一教える。
筋の部分。
亀頭の裏側。
竿の持ち方、しごき方
ペニスの根元から亀頭まで舐めるやり方。
ペニスを吸いながら音立てる方法。
ゲイル好みの舐め方を叩き込まれる。

マヤは忠実だった。
マヤはずっとフェラチオに興味はあった。
だがやり方がよくわからないし、自分から積極的にするのは恥ずかしい。
今回はゲイルが毎回指示してくる。
元々超優秀なマヤである。
覚えるのは早い。
そしてマヤにとってはフェラは好きなプレイでもあった。
舐める事での快感、尽くす事への快感が得られる。

「フェラしながらタマも揉め」
とゲイルに命令される。
タマの存在はもちろん知ってはいたが触るのは初めて。
触ってみるとぶよぶよしていて少し面白い。
「初めて触った・・・・変な感触・・・」
と言い両手でゲイルの巨大なタマを持つ。

よくわからないのでとりあえずマッサージのように触ってみる。
すると
「そうじゃない」
とゲイルが言う。
「タマの筋を伸ばすように、そして柔らかく触れ」
とゲイルから言われるままやってみる。
しばらく触っているとゲイルの反応が良さそうなやり方を見つける。
そのやり方でタマを撫で、揉むと
「いいじゃねえか」
とお褒めのお言葉。
今度はフェラしながらタマを揉む。

「タマも舐めろ」
とまた命令され、タマに顔を寄せ舐めて吸う。
コロコロした固いものがあったのえ口に咥えてみる。
「いいぞ」
とまた褒められる。

もう一度フェラのみをするマヤ。
竿部分を手でなめらかにしごきながらペニス全体を強弱付けて舐めるマヤ。
表情が今までと違い淫乱な表情になる。
夢中で舐めまわすマヤ。
愛しくなってきたのか途中ペニスにほおずりしながら舐めたりキスまでしていた。

「マヤは舐めるの好きか?」
「・・・うん・・・・・・・・・・好き♥」
「顔が変わるな」
「・・・そう?」
マヤにはよくわからなかった。
自然であり本能の行動。
抑えられていたマヤの本質が垣間見えた。

フェラ終わるとあおむけに寝かされるマヤ。
ゲイルがマヤの足元に移動し正常位の姿勢になる。

マヤの足を掴みゆっくりと入れていく。
最初顔をしかめるマヤ。
しかし徐々に快楽の表情になっていく。

ゲイルのペニスは半分までしか入らないが、それでもマヤの膣にはぎゅうぎゅうにペニスが押し込まれている。
腰を動かすゲイル。
ピストンするたびにマヤの顔が歪む。

マヤの足を掴むのをやめてゲイルは挿入したままマヤに倒れこむようにした。
マヤがゲイルの下で潰される。
マヤの顔はちょうどゲイルの胸辺り。
ゲイルもマヤ位のサイズの女とセックスした事ないので体位の位置を模索していた。

マヤが痛まない程度、ぎりぎり息が出来る程度の重さをかけ体で潰しながらマヤを犯す。
マヤの声が出なくなる。
少しして体を少し上げる。
マヤが大きく下で呼吸してる。
そしてまた潰す。
マヤが手足で抵抗しようとするがゲイルの身体はびくともしない。

何十回も繰り返した。
一度体を上げマヤを見るゲイル。
「・・・しゅ・・・・しゅごい・・・・♥♥」
マヤがしてきたセックスの中でこのプレイが1番気持ち良かった。
動けない、ピストンされる、重み、呼吸が苦しい・・・
Mの素質がありそうなマヤ。
「これ好きか?」
とゲイルが聞く。
「好き・・・・これ好き・・・♥」
「じゃもっとやってやるよ」
とゲイルが言うとまたマヤはゲイルに潰される。
身長2倍以上の男に潰される快感を知ってしまうマヤ。

しばらくして挿入したまま起き上がるゲイル。
ぐたっとしながらも顔赤らめて大きく息を吸い吐くマヤ。

マヤのくびれを両手で掴むゲイル。
そして少し持ち上げる。
そのまま腰動かすと
「ひっ♥」
と甲高い声出るマヤ。

またゲイルが腰を動かすと、マヤがびくっと身体が動き甲高い声出る。
「こ・・これ・・・ど・・・どうして・・・」
「GSPOT責めってやつだ。
女が狂いやすいんだぜ」
と言うと今度は連続でマヤのGSPOTめがけて突くゲイル。
突かれるたびに甲高い声出るマヤ。

「も、、、だ・・・・た・・・たすけ・・・・ぎゃ♥」
とゲイルにいいように犯されるマヤ。
そして
「そろそろ出すぞ」
と言い腰の動きを早くするゲイル。
射精。
マヤの体が反りかえる。
大量の精子がマヤの身体に流れ込み、その後すぐに溢れて精子がこぼれる。

「ふ~~~」
と言いゲイルがペニスを抜く。
マヤの膣から精子が大量に流れる。
びくっ、びくっと快感の余韻に浸っているマヤ。
そのマヤを掴む。
そして後ろ向きにする。
「え・・・・え・・・・・」
とぼ~~としていて何されてるかよくわからないマヤ。
膝をくっつけた状態の四つん這いにさせられ尻を突きだす格好にさせられる。
そしてゲイルが後ろからマヤの膣に挿入する。

「・・・え・・・・い・・・今出したばっかじゃ・・・」
「こんなの俺にとっては普通以下だ。
本気出したら今のお前ならぶっ壊れちまう。
手加減はかなりしてやるから安心しな」
と言いバックからマヤを犯すゲイル。
マヤが喘ぐ。
喘ぐと膝の力が抜けバックの体勢が崩れる。
ゲイルはマヤのくびれを掴み犯す。
そうすれば体制は崩れない。
マヤの膝が少し浮いたような状態で犯される。
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・

お尻突き出したまま精子がマヤの膣からこぼれおちる。
バックでゲイルが2回連続精子を出した。
身体が固まってしまい、四つん這いの姿勢のままのマヤ。
目はうつろ。

一息ついてタバコを吸うゲイル。
そのペニスはまだ隆々に勃起していた。

7、性欲

ゲイルとのセックスはマヤが思うよりもはるかに気持ちいいものだった。
意外だったのはゲイルはセックスの時はハードなプレイも多いがマヤの事を考え気遣いながらセックスしてくる。
2年間見てきたゲイルのイメージとは意外、セックス中は身体委ねられそうな気持ちになってくる。

あの巨大なペニスが入る時の圧迫感、窮屈感、苦しさ、丸太でドスンドスン疲れるようなピストンが痛くない。
だんだんと身体が馴染むのがわかる。
そしてゲイルとの体格差セックス。
大きな手で掴まれ、身体ごと潰される。
力で勝てないし抵抗も出来ない。
その状況がマヤを興奮させる。

Aとの事で色々あったことさえ忘れてしまいそうになる。
だが辛い気持ちよりは楽しい気持ちでいたい、と思うマヤだった。

四つん這いの姿勢を戻しベッドに横になり余韻に浸るマヤ。
ゲイルはソファーでタバコ吸いながら酒を飲んでいる。
一服が終わりベッドのマヤの方に来る。

「身体はどうだ?」
とマヤに聞くゲイル。
「・・・うん・・・・大丈夫」
「ならまた舐めろ」
とフェラを要求するゲイル。

横になったゲイルのペニスをまた舐めはじめるマヤ。
精子がペニスに付いているのを舌で舐めて綺麗にする。
「積極的になったな」
とゲイルがマヤに言うと
「だってもうゲイルとセックスするしかないんでしょ。
だったらゲイルが言ってたように楽しんじゃおうと思って」
と言いながら顔を横向きにしてゲイルのペニスを根元から亀頭まで音をたてながら舐めていく。
どこか吹っ切れた様子のマヤであった。

フェラをしていると
「騎乗位出来るか?」
とゲイルがマヤに聞く。
「・・・・苦手・・・・」
「じゃあ教えてやるからやってみろ」
とゲイルが言う。

ゲイルの上にまたがるマヤ。
まずゲイルの腹の上辺りに乗る。
そして足を伸ばしてベッドに足をつけようとする。
「あれ・・・あれっ?」
と困惑するマヤ。
「足が・・・・届かない・・・」
騎乗位の体位の場合は女性の足がベッドに付いた状態でするのが基本。
だがゲイルの巨躯の上に乗るとマヤの身長では足が届かずに浮いたような状態になってしまう。

「ど・・・どうしよう・・・」
「気にするな。外国女じゃそのやり方が無理だ。
俺のふとももと腹の間辺りに足乗ってけみろ」
言われたままに足を乗っけるマヤ。
「その体勢でペニス入れてみろ」
ゲイルのペニスを掴み、膣に入るように狙いを定めるマヤ。
ゆっくりゆっくり腰を落としていく。
「そうだ、いいぞ。そのまま腰落とせ」
更に腰を下げるマヤ。
顔が苦しさで歪む。
ゲイルのペニスの半分がマヤの膣に入る。

「俺の腹に手を置け」
言われたままに両手置くマヤ。
「その状態で腰を上下に動かしてみろ。動けるはずだ」
ゲイルに教わった通りに腰を動かす。
するとバランス崩れることなく騎乗位が出来る。
「で・・・できた・・・」
苦手意識があった騎乗位をあっさり出来るようになり喜んでしまうマヤ。
「ゲイル・・・教え方上手だよね」
「そうか?」
「うん・・・上手いよ」
「マヤも覚えるの早いぞ」
「嬉しい」
「山ほどセックス教える事あるから楽しみにしておけ」
「・・・・・・・・・うん・・・・」
と頷いてしまうマヤ。
元々好奇心、学ぶ事が楽しいと思うタイプのマヤである。
セックスを楽しいと思えるようになってきている。

しばらじくして腰の動かし方に慣れてくるマヤ。
「いい締まりだ」
とゲイルが言うとマヤも更に張り切る。

ゲイルがマヤに中出しする。
中に出された快感で身体震えるマヤ。
ぐたっとゲイルの胸に倒れこむ。
心地よい疲れと快感からそのまま寝てしまうマヤ。
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・

マヤが目覚める。
横を見るとゲイルがいびきかいて寝ている。
時計を見ると夕方の16時。
驚くマヤ。
昨日ゲイルの家に着いたのは19時前後。
それから丸一日近く経過してる。
「いつから寝たんだろ?」
と時間の感覚がイマイチわからないマヤ。

風呂場に行きシャワーを浴びる。
バスタオルを身体に巻く。
お腹すいたので冷蔵庫開けて軽食や飲み物を取る。
昨日ゲイルに
「家にあるものは好きに使っていい」
と言われていた。

寝室に戻る。
マヤが部屋に入るとちょうどゲイルが目を覚ましていた。
「おう」
とマヤに声かけるゲイル。

ベッドに座るマヤ。
「おはよう。
もう夕方だよ」
「ああ・・・」
とゲイルが寝起きのせいかだるそうに答える。

「ねえ・・・私いつ寝ちゃったの?」
とマヤがゲイルに聞くと
「騎乗位しながらいきなり寝たんだ」
とゲイルに言われる。
「私が?」
「ああ」
そんな風に寝た事なかったので驚くマヤ。

「寝ちまったからここで寝かしてやったんだ」
ゲイルの隣で寝ていた理由がわかったマヤ。
「私・・・どれくらい寝てたの?」
「う~~~~ん・・・・8時間ぐらいじゃないか?」
8時間と言う事は寝たのは朝の8時前後。
時間を逆算して考えるマヤ。
「え・・・じゃ・・・・朝まで・・・・してたの?」
「ああそうだ」
10時間ぐらいセックスしていた計算になる。
「そんなに・・・・・・・・・
そんな時間たってるとは思わなかった・・・・」
「俺のセックスが良かったんだろ」
とゲイルが偉そうにマヤに言ってくる。

「そんなことない」
と言いたいマヤであったが、実際かなり良かった。
でもこの男相手に良かったとはいいたくない。
セックスの時以外のマヤは基本強気。
「・・・まあ・・・・ちょっとは・・・良かったかもね」
とゲイルに言うマヤ。

ゲイルが起き上がり
「今日はもう帰れ」
とマヤに言う。
またセックスされると思ったので意外な答えだった。
「いいの?」
「ああ」
「また・・・されるのかと思った」
「期待してたのか?」
「違う、期待なんかしてない」
とマヤが言うが心の奥では期待してる部分もあった。

「ゆっくりやる、と言ったろ。
今日は最初だから帰っていいぞ。
来週の週末はまた来い」
とゲイルが言う。
するとマヤが
「あっ・・・来週は・・・・・」
「なんだ?」
「あ・・・あのね・・・・生理・・・・・」
マヤは生理がある程度正確に来るタイプ。
そして生理の時は調子悪くなりやすい。
するとゲイルが
「安心しろ。
生理はこねーよ」
「えっ?」
「妊娠と言う意味じゃない。
俺に中出しされたろ。
そうすると外人女は生理こなくなるんだ。
身体に影響はねーよ。
俺とセックスしなくなったらまた1,2か月で元に戻る」
「ほ・・・本当なの?」
「ああ、俺が言うんじゃ信じられないだろうから帰ってからG国の政府系のサイト見てみろ」
とゲイルに言われる。
いまいち不安ではあるが、あの巨大なペニスがマヤの中に実際に入ってる事を考えると信じられなくもない。
念のため帰って調べることにするマヤ。

その後服を着替えゲイルの家を出るマヤ。
携帯の番号は聞かれたので教えた。
あまり携帯の番号など人に教えたくないタイプのマヤ。
今までもゲイルに聞かれた事は何度もあったが絶対に教えなかった。
今回は状況的には教えるしかない状況とは言え、そこまで教えた時に嫌な気持ちではなかった。

ゲイルの家からマヤの住んでるマンションに帰る。
森の中通る道なので人に会う事はない。
この島は入国する際の審査の基準や、基本的にZ社の仕事関連者しか入国出来ない為治安は抜群に良く夜道でも非常に安全性高い。
マヤにとっては森の中歩くよりも人に見られる方が嫌なので、この道は都合よかった。
しかもマンションの裏側から行ける。

部屋に戻るマヤ。
ベッドに横になり上を向く。
ここ数日の事を考える。

思っていたのとは全然違う展開になった。
元々はAが来るので3日間の内はAと会える時は会おうと思っていた。
実際はAとは帰り際にしか会えず、しかもAはローズとセックスしていた。
マヤも色んな事はあったとはいえ、結局ゲイルとセックスしているようになった。

Aとは今後どうしよう、と考えるマヤ。
答えは今の段階だとわからない。
遠距離とはいえ付き合って5年になるA。
マヤの学生時代を知ってる数少ない一人であるし、Z社に入社して外国勤務になる時も応援してくれたA。
嫌いにはなれない。
だが今は心の整理がついていない。
Aと昨日会った時はローズとの事は聞かなかった。
だがAと話している時の目がどこかマヤに対して申し訳なさそうな目もしていた。

時間が必要なのかな、と思うマヤ。
先はどうなるかわからないが、少し時間かけて考えようと思った。

本当なら落ち込んで引きずりそうな展開ではあったが良くも悪くもゲイルとの事がありマヤは気がまぎれてもいる。
ゲイルとのセックスは・・・・良かった。
脅されたりもしたが、セックスの時は意外と優しい。
昨日から今日にかけてのセックスはあっという間に時間過ぎた。

思い出したようにパソコン開くマヤ。
G国の政府のサイト調べる。
調べていくと外国の女性向けの注意書きの中に
・妊娠出来ません
・生理が来なくなりますがG国との男性との性交後1、2か月後に正常に戻ります
と記載があった。
ほっとするマヤ。

元々切り替えの早いマヤである。
仕事の実務能力、頭の回転の速さ、そして切り替えの早さが備わってるからZ社に入社できたし、出世もしている。
マヤの中で今まで唯一どうしようもなかったのが
「性欲」
になる。
性欲だけは発散できる方法がなかった。
Aとの事が色々あったにもかかわらず今のマヤはどこか心と体が晴々している。

前向きに考えればゲイルとの関係がマヤにとって良い方向になるかもしれない。
そんな事を思うマヤであった。

8、2週目

月曜から金曜まで働くマヤ。
仕事がはかどる。
頭がさえる。
アイディアが浮かぶ。
自分でも驚くほど仕事の調子が良い。
Aとの事があったにも関わらず全体的に調子が良いのだ。
理由はやはりゲイルとのセックス。
それ以外には考えれなかった。

平日時折ゲイルと職場ですれ違う。
どう接していいのか悩むマヤだが、ゲイルは今まで通りマヤに対して馴れ馴れしく話してくる。
だかその対応はマヤとの関係が出来る前の態度。
ゲイルなりにマヤに合わせているのだろう。
対応変えるのもおかしくなるので今まで通りゲイルに話しかけられても無視したり
「あっち行って」
「関わらないで」
と冷たくあしらうマヤ。
ゲイルも今まで通りあしらわれるとそのままどこかへ行った。

金曜の昼にゲイルからメールが来る。
「仕事終わったらうちに来い」
と言うメール。

仕事終わり一度家に帰って着替えゲイルの家に向かう。
ゲイルの家に着くと食卓には大量の食事が置いてあった。

ゲイルは一回の食事で普通の人の5倍近く食べる。
この島は多国籍と言う事もあり、様々な種類の食事が用意されてるレストランがほとんど。
馴染みのレストランに金額多めに払う事により届けてもらうようにしているらしい。

このレストランはこの島でも有名なレストラン。
ただ少し値段高めの事もありマヤが行くのは時々。
にもかかわらずこの量の食事を用意できるゲイル。
「これ・・・高いでしょ」
「まあな」
「あのレストランって配達やってるの?」
「やってないが支払い多くすることで運ぶようにさせた」
出来たてという訳にはいかないが、それでも食事はまだ温かく少し時間経過しても問題なく食べられる食材ばかり。
「・・・いいの?私食べても?」
「当たり前だろ。
何が好きかわからないから適当に選んでおいた。
俺はなんでも食えるから好きなの選べ」
お腹すいてる事もあり食事を取るマヤ。
何品もあるのでバイキングのように取り分け食べたいものを選ぶ。
味はやはりおいしい。

食事を終え
「ごちそうさま」
と言う。
「うまかったか?」
とゲイルに聞かれ
「うん・・・・このレストラン好きなんだ。
でも高いからあんまり行ってなかった。
この量だと・・・高いでしょ?」
「まあそれなりにな」
「お金・・・私も払うよ」
「いいよ、お前は金は一切払うな」
「でも・・・・」
「それくらいは俺に払わせろ。
金はくさるほどある。
使いどころがなくて困ってるくらいだ」
「なんでそんなにお金あるの?」
「お前はあまり知らないだろうが、国では有名なレスラーだったんだ俺は。
その時に稼いだ金がある」
レスラーだったことは知ってるがプロレスに全く興味ないマヤからするとどれほど有名だったのかはわからない。
稀にだがゲイルにサインねだる職員を見かけたことはある。
だから有名だったのだろう、とマヤは思った。

「俺がレスラーやってた事は興味ないんだな」
とゲイルがマヤに言う。
「全然ない」
とマヤが言うと苦笑するゲイル。
「そうか・・・・ははははは・・・・・」
「何がおかしいの?」
「いや・・・それがお前の良い所でもある。
知らなくてもいいぞ」
ゲイルが笑う意味がよくわからなかった。
この意味は後日知る事になる。

この後はセックスすることになる。
それはもうわかってるマヤ。
シャワー浴びようと思ったが、ふと風呂場の風呂について思い出す。
「ねえゲイル」
「なんだ?」
「ゲイルの家のお風呂凄い大きいね」
「ああ・・・そうか?」
「うん」
ゲイルの家の風呂も特注で作った風呂場らしい。
マヤの部屋のバスタブの10倍以上はある。
「お風呂にさ・・・浸かってもいい?」
とマヤが聞く。
この島に来てから大きい風呂に入った経験がない。
せっかくなら入ってみたかった。
「ああ、いいぞ。湯船の所にボタンあるから勝手に入れろ」
とゲイルが言う。

風呂場に行き湯船にお湯入れる。
先週も思ったが湯船は綺麗な状態。
それ以外の家全体も綺麗に掃除してある。

リビングに戻るとゲイルは酒を飲んでいた。
「お湯入れてきた」
「ああ」
「湯船とかいつも掃除してるの?」
「俺はしてない。
清掃業者を頼んでる。
平日俺がいない時は毎日掃除させてる」
とゲイルが説明する。

思ったよりも早く風呂が貯まったようで合図のブザーが鳴る。
風呂に向かう湯船に浸かるマヤ。
「はぁ~~~~~~」
と大きく息を吐く。
広く足が余裕で伸ばせる風呂。
セックス無理やり命令されてさせられる関係にも関わらず、美味しいごはん食べさせてもらい、大きな風呂にも入れる。
快適さがなんか変な感じするマヤだった。

風呂を出て髪を乾かし歯を磨くマヤ。
食後はいつも歯を磨く習慣がある事から歯磨きセットだけは自分で用意したもの。
前回はゲイルが使うハンドタオルをバスタオル代わりに使っていた。
今日はマヤの為なのかマヤのサイズに合わせたバスタオルが用意されていた。

リビングに戻るマヤ。
「お風呂広くて気持ち良かった」
「そうか、まあ自由に使え」
「飲み物貰ってもいい?」
「前も言ったがここにいる時は全部勝手に使っていいぞ。
気にするな」
とゲイルが言う。
冷蔵庫にもミネラルウォーター、炭酸、果物ジュース、酒など様々な種類が置いてある。
ミネラルウォーターを取りだし飲むマヤ。

「マヤ、こっち来い」
とソファーに座ってるゲイルに呼ばれる。
「なに?」
とソファーの方に向かうマヤ。
すると袋の中から封の開いていない女性の物の下着が大量に出てくる。
「これ履け」
といきなり言うゲイル。
「これ・・・下着・・・だよね」
「ああ、Tバックとストッキングだ」
「Tバック・・・」
マヤはTバック履いた事はなかった。
もちろんストッキングも。
興味はなくはなかったが恥ずかしさの方が上回り着る機会がなかった。

「これ・・・履くの?」
「ああ、毎日な」
「ええっ?」
「毎日履け。
別にいいだろ。
人に見られるわけでもないしノーパンな訳でもない」
「そ・・・そうだけど・・・・」
「わざわざお前のサイズ調べて大量に注文したんだぞ」
「でも・・・毎日は・・・・」
「俺が興奮させるのが条件だろ。
お前が職場でこれ履いてると思うと俺が興奮するんだ。
ストッキングは別にこの家だけでいい」
「う~~~~~ん・・・・・」
「まあ今履いてみろ。
それとガーターもな」
「・・・・一つ聞いてもいい?」
「なんだ
「これで・・・・ゲイルは興奮するの?」
「ああ、お前は普段固いだろ。
服装も考え方も。
そういう女がこういうの履いてると興奮する。
それにお前の尻の形はいいからな。
似合うと思うぜ」
「・・・・そう・・・・
じゃ・・・履いてみる。
ブラは?」
「ブラは必要ない。ほぼ興味ない」
とゲイルに言われる。
そしてゲイルから紫のTバックとストッキングを渡される。
風呂場に行き着替えるマヤ。

着替え終わるマヤ。
全身鏡で自分を見る。
「エッチだ・・・」
と自分で思った。
Tバックはシンプルな素材だが後ろ向くとお尻のほとんどが丸見え。
ストッキングはスケスケしてる。
上の部分がゴム入ってるようで下に落ちない作りになってる。
恥ずかしさはあるのだがどこか気分がよくなるマヤであった。

バスタオルを巻いて風呂場を出る。
リビングに入ると
「へへへへ・・・・」
と照れ隠しの笑いをするマヤ。
「こっち来い」
とゲイルに言われゲイルの前に行く。
「タオル取れ」
と言われるので恥らいながらタオル取るマヤ。
「似合ってるじゃねえか」
とゲイルに褒められる。
まんざらでもないマヤ。
「後ろ向いてみろ」
とゲイルに言われ、後ろ側をゲイルに見せる。
「・・・・・・・」
黙るゲイル。
「???」
と思い顔だけ後ろ向く。
見るとゲイルがマヤの尻をじっくり見ていた。
「・・・・あんまり・・・似合ってなかったかな・・・」
と不安そうな声で言うマヤ。
さすがに初めてこういう下着を着て否定されるのは辛い。
するとゲイルが
「いや・・・・ちょっとイメージをな」
「イメージ?」
「お前を犯すイメージだ」
「え?」
「マジで似合ってるぞ。
褒めてやる。
ムラムラしてきちまったよ」
と言うゲイル。
マヤがゲイルの股間部分見るとズボンの下からペニスが勃起していた。

褒められるとやはり嬉しいと思うマヤ。
「あ・・・ありがと・・・」
と少し恥らいながらもお礼を言う。
「あ~~~だめだ。
ちょっと尻貸せ」
とゲイルが言うとマヤのくびれを両手で後ろから掴む。
そのまま持ち上げソファーに座ってるゲイルの前にマヤの尻が来る。
「ちょ・・・ちょっと」
とマヤが言うが、ゲイルはマヤの尻の肉部分にキスして舐める。
「こ・・・こんなとこで・・・」
「黙れ」
とゲイルがマヤを一喝しマヤの尻の左右を舐め吸い甘噛みする。
・・・・・・
・・・・・・・

10分ほどそのまま尻の肉部分のみを舐められるマヤ。
くびれをがっしり掴まれ逃げられない上に浮いている。
ただ先週と違い手足使っての抵抗はしなくなった。
感じてしまう時に少し体が動くが空中なのでブランブランしてる。
「ふぅ~~~」
と言いゲイルがマヤの尻から口を離す。
地面にゆっくりマヤを立たせる。
「・・・びっくりしたよ・・・・
とマヤが一言。
嫌ではなくなってきていた。
気持ち良かったのだ。
でも素直には言いたくないマヤである。

「お前の尻は好きだぜ」
「・・・ありがと・・・」
小声で礼を言うマヤ。
「風呂入ってくるから寝室に行ってろ」
とゲイルが言うと立ち上がり風呂場に向かう。
「着替えるなよ」
と最後にゲイルが一言。
Tバック、ストッキング姿のままゲイルの寝室に行き、ベッドで布団被って横になるマヤ。

ゲイルが風呂から出てきて部屋に来る。
先週もそうだったがセックス前は電気薄暗くはしてくれる。
マヤの隣に来て横になるゲイル。
そして
「今日は楽しみにしてたか?」
とゲイルが聞いてくる。
「何を?」
「俺とのセックスだよ」
「・・・・・・・・」
マヤは本音を言うと楽しみにしていた。
と言うのも毎日の日課のオナニーが全部ゲイルが相手になってしまっている。
でもそれは言いたくない。
考えた末に
「・・・・・ちょっとだけ・・・・」
と強がるマヤ。
とは言え表情にはイマイチ隠せないタイプのマヤ。
ゲイルから見れば楽しみにしていた、という表情している。

その後ゲイルに
「腹の上に後ろ向きで乗れ」
と命令される。
よくわからないが言うとおりにするマヤ。
布団をどかしゲイルの足を広げて腹の上に乗る。
足はベッドに届かないのでがに股になる。
目の前には勃起したゲイルのペニス。
「この角度ならお前のTバック履いてる尻が見えるからな」
命令された理由を理解するマヤ。
そして
「舐めて咥えてみろ」
とゲイルが言う。
マヤがペニスを優しく掴み舐めはじめる。
ゲイルには言ってないが先週以来舐めたくて舐めたくて仕方なかったマヤだった。
むしゃぶりつくように舐めはじめるマヤだった。

9、教わる

ゲイルの腹の上の乗りフェラするマヤ。
先週覚えたフェラの流れを思い出す。
前回と違い今度はペニスを正面側から見るような形ではあるがやり方は基本的に変わらない。
またマヤはオナニーしてる時にフェラしてる自分でオナニーしたりもしてた。
自動的にイメトレになっており、前回よりも遥にスムーズにゲイルのペニスを舐める。
「お前上手くなったな。
他の男にフェラでもしたか?」
「そ、そんなことするわけないでしょ」
「じゃなんでそんなにスムーズなんだ」
「・・・・・ちょ・・・ちょっとだけ・・・・イメトレ・・・」
「さすがマヤさんだな。Z社のホープはなんでも勉強熱心だ」
「からかわないで」
「わりぃわりぃ、だが本当にいいぞ。
気持ちいいわ」
とゲイルが言う。
舐めるのもそうだが手つきがスムーズであり、ゲイルのペニスを触る時に良さそうな反応あった場所をしっかり覚えて試行錯誤しながらも技術覚えていた。

ゲイルは横になりながらマヤのTバックの尻を見ながら酒を飲む。
マヤは自分のペースで好きなようにゲイルのフェラを舐めまわす。
マヤはゲイルが酒飲んでいても全く気にならなかった。
むしろ
「雑に扱われてる」
と思うと興奮感さえ覚える。
ゲイルの物のような扱いが今は嫌いではなくなってきた。

途中でゲイルは
「いける所まで咥えてみろ」
とマヤに言う。
亀頭を咥えるマヤ。
非常に太く長いのでマヤの口めいいっぱい開けて入るか入らないか位の大きさ。
咥えてみると亀頭の半分ぐらいまでしか入らない。
「先の部分だけでも咥えるようにやってみろ」
とゲイルがマヤに言う。

何度も押し込んでみるマヤ。
だが口は膣のように全然すんなり入らない。
少し悔しい思いのマヤ。
するとゲイルが酒便を置き、マヤの頭を軽く掴む。
「少し押し込むぞ」
とゲイルが言う。
マヤが再度ゲイルのペニスを咥えると今度はゲイルがマヤの頭を軽く押し込む。
「げはっ」
とマヤがむせる。
むせるとゲイルは一度手の力を抜く。
そして
「もう一回」
と言いまた押し込んで咥えさせる。

10分ほど繰り返される。
マヤの顔は涎で頬がびしょびしょになり涙ぐんでいた。
だが顔はどこか嬉しそう。
と言うのも亀頭部分までは咥えられるようになっていた。
顎も口の周りも痛みはない。
「少し咥えられるようになってきたな」
「・・・・うん・・・・」
と言うマヤ。

ゲイルが起き上がる。
そしてマヤを四つん這いにしてTバックを脱がす。
ストッキングはそのまま履かされたまま。
「やる時にTバックは邪魔なんでな」
とゲイルがマヤに言う。

ゲイルがマヤをバックから犯す。
半分くらいまでしか入らないが先週よりもスムーズに入るようになってきた。
喘ぐマヤ。

「お前の下着見たからバックが興奮するわ」
とマヤを犯しながら言うゲイル。
ベッドの上でバックで2回連続で出される。
その後マヤをベッド脇に移動させる。
ベッドはゲイルの国のサイズな事もありかなり高い。
マヤの腰辺りまである。
ベッドに乗る時は足をかなり上げないと乗れない高さ。

そのベッドの端にマヤを立たせて位置させるゲイル。
「え・・・どうするの・・・?」
2回中出しされた後で意識が少し朦朧としているマヤ。
背中を押されベッドが上半身付く。
下半身は地面で立った状態。
ゲイルが後ろから中腰になりマヤの膣に挿入する。
そしてベッドとゲイルの下半身で挟み込むようにしてマヤを犯すゲイル。

立ちバックではあるのだが、前後ろ挟まれた状態。
途中力抜けて足に力入らなくなるがそれでも抜け出せない。
背中を押されるとベッドに押し付けるようになる。
拘束されたバックプレイに歓喜の声あげるマヤ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・

目覚めるマヤ。
また寝てしまったらしい。
隣にはゲイルがいる。
信じられなかったのがゲイルの腕枕でマヤが寝ていた。
人がいるとあまり寝れないタイプのマヤだったがセックスの後とは言えゲイルと寝てもよく寝れる。
その上腕枕されてる。

ゲイルも目を覚ます。
「おう」
とマヤに言う。
「おはよ・・・・
また私寝ちゃったの?」
「ああ・・仕事で疲れてんだろ。
中出しした後また寝てたぞ」
「・・・・なんか・・・・ごめん・・・・」
「まあ気にするな。
お前の尻良かったぜ」
「・・・そんなに私のお尻いいの?」
「かなりな。
小ぶりだが肉感がたまんねえ」
「・・・・ふ~~~ん・・・・・」
「ここまで運んでやったんだ。
俺もついでに寝ようとしたらお前が寄ってきたんだよ」
「・・・・それは覚えてない・・・」
「仕方ねえからそのまま寝た。
まあ・・・お前ならいいぞ」
とゲイルがマヤに言う。

マヤの記憶にはないがマヤからゲイルに寄っていったらしい。
太く分厚い腕で高さあるのだが寝心地良かったのだろう。
自分から寄っていった事実にも驚くマヤ。

「あれ?今何時?」
「・・・・15時過ぎだな」
「・・・寝たの何時?」
「昨日は6時位か」
昨日ここ来たのは8時位。
ご飯食べて風呂入って、ゲイルが風呂出るのを待って確か10時位。
8時間ぐらいセックスしてた計算になる。
だがまた同じこと思うが時間があっという間。

「今日はどうする?なんか予定あるのか」
とゲイルに聞かれる。
今日は土曜日。
マヤは土曜、日曜が休み。
週末の予定は特にない。
インドア派なので休日は元々家にいることがほとんど。
レイラと会う時もあるがレイラは広報の仕事で土日仕事のケースが多い。

「・・・特に・・・・ない・・・・」
「じゃあセックスするか?」
とゲイルが単刀直入に聞いてくる。
「・・・・・・・」
「どうする?嫌ならいいんだぜ」
「・・・・・・・・」
「じゃ・・・・ちょっとなら・・・・」
マヤは物足りなかった。
元々の性欲の強さが目覚めてきてしまっている。
でも自分から
「したい」
とは言えない。
「じゃOKだな。
まずお前シャワー浴びろ。
背中精子まみれになってるから」
「え?」
と背中触るとカピカピしていた。
「途中で背中にかけてみたんだよ。
お前喜んでたぜ」
記憶を振り返るマヤ。
確かにバックから1回精子かけられた。
しかも自ら
「かけてっ~~~♥」
と言った記憶がある。
思い出して顔赤らめるマヤ。

シャワー浴びるマヤ。
マヤのサイズに合ったガウンが用意されたいたのでそれを着る。
リビングに戻る。
ゲイルから
「なんか食え」
言われ冷蔵庫から軽食取り食べる。

食事終わる。
少しゆっくりした後にゲイルがマヤを抱きかかえいつもと違う部屋に移動する。
中を見るとゲイルの寝室とほぼ同じくらいの部屋がある。
ベッドも同じくらい巨大。

4部屋同じサイズの部屋があるらしい。
だからこんなに家が大きいのか、と理解するマヤ。
他の部屋は国の友人が来た時様に用意してるとの事。
部屋は使わなくても掃除させてるらしい。
「シーツが精子まみれになってるからな」
とゲイルが言う。
確かに精子がかなりシーツについてた。
ゲイルの精子の出す量が尋常ではない。

「夕飯まで軽くな」
と言いながらまた犯されるマヤ。
軽いと言われながら3回中出しされる。
昨晩精子出した後でも変わらない量が毎回出てくる。

夕食の時間になる。
シャワー浴びるマヤ。
ゲイルが注文。
マヤにも食べたいメニューを聞き注文。
夕食食べる。
食休みしてからまた朝までセックス。

日曜日になる。
いつの間にか寝ていて起きるマヤ。
起きると夕方。
家に帰るマヤ。
帰る頃には暗くなっていて日曜日も終わり。
週末があっという間に終わる。

マヤからするととてもとても良い週末だった。
元気なのだ。
心も体も。
仕事への意欲も更にわく。
その上ゲイルの家にいるとお金も使わない。
いつも払ってくれる。
生理もこないにもかかわらず身体への影響もない。
痛み止めも必要ない。

一点だけ気になるのは
「Tバック履け」
という命令された事。
今も履いている。
帰り際にゲイルに言われTバック履いたのだが、そしたらまた持ち上げられ15分ぐらい尻を舐めまわされた。
おかげでまたムラムラしているマヤ。

履き心地は思ったよりも良い。
スースーするのだがぴったり感が思ったよりも合う。
20着くらいゲイルからプレゼントされてしまった。
履かないとゲイルにまたノーパンで歩かされる可能性もあるし、普段の生活なら支障はないのでせっかくだから履いてみようと思うマヤだった。

10、モノ

6月上旬

ゲイルと初めてセックスしてから約1か月が経過した。
マヤは1か月週末の金曜から夕方位まではずっとゲイルの家にいる。
食事をしてシャワー浴びひたすらセックスして寝る。

マヤは充実していた。
仕事も前よりも順調。
ゲイルとセックスしてから調子が良くなってる。
まだペニスは奥まで全然入らないがゲイルとのセックスも慣れてきた。

セックスしてからはゲイルはマヤに合わせる部分が多い。
前よりもゲイルに対して心が向くようになってきたマヤ。

金曜の夜にまたゲイルの家に行く。
食事をしてシャワー浴びてまたセックスの時間が始まる。

ベッドに横になる2人。
いつの間にかマヤが自分からゲイルの脇に寄り添うようになっていた。
「お前も俺とのセックス慣れてきたな」
とゲイルが言う。
「少しはね・・・・でもゲイルのでかいよ」
「それは仕方ねーだろ。
でもお前好きだろ、でかいの」
「・・・・・・・」
「わかるんだよ。フェラしてる時や正常位で入れる時のお前の目を見てると」
マヤは性癖が少し変わってしまった。
というよりは変えられてしまった。

ゲイルとセックスしてから巨大なペニスや大男の事考えるとムラムラしてくるようになった。
圧倒的な力に屈服していくイメージすると興奮する。
でも相変わらずそういう事はゲイルには言いたくない。
セックス中以外はゲイルに対しての態度は変わらなかった。

「ちょっと違うのやってみるか」
「何を?」
「持ち上げてやるよ」
マヤはゲイルとの初体験の時にいきなり持ち上げられそのまま駅弁で犯された。
それ以来こういうプレイはされてなかった」
「あの・・・海辺でされたみたいなの?」
「ああ、だがあんな甘いやり方じゃなくな。
今のお前なら好きだと思うぞ」
ゲイルに言われドキドキするマヤ。
「どうやるの?」
「それは言わねーよ。
言ったらつまんねーだろ」
「危なくない?」
「そこは安心しろ。
持ち上げても一度も落とした事もねーだろ」
確かにゲイルはマヤの事を持ち上げたりする事はよくあるが、絶妙な力加減で痛くない程度に掴み落ちない程度の力でマヤを支えていた。
「・・・・じゃ・・・・いいよ」
とマヤが言う。
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・

「ねえゲイルもうだめ、ねえもう本当にダメっ~~~♥」
マヤは持ち上げられていた。
ゲイルは立ち上がった状態。
かれこれ2時間は経つ。

最初は海辺でされたように背中や腕を掴まれゲイルの顔の前まで持ち上げられ、マヤの足はゲイルの肩にかけられる。
膣や尻を舐められるマヤ。
以前とは段違いに気持ちいい。
そして膣奥に舌を入れてきて舐めまわされる。

すると今度はマヤの太ももと掴みゲイルの頭上に移動させられる。
「た・・高いよ・・・」
とマヤはゲイルの頭を掴み落ちないようにする。
ゲイルは頭上にあるマヤの膣に舌を入れる。
「ひいっ♥」
と声出すマヤ。
下見るとゲイルがマヤの陰部を舐めている。
しかも地面見ると3メートル50cmほどの高さ。
怖さはある。
だかマヤはゾクゾクもしていた。
恐怖心が性癖になってる部分も出てきている。

「どうだ?高いだろ」
とゲイルがマヤに聞く。
「た・・・たかいよ・・・こわいっ」
「降ろそうか?」
「・・・・・・・・・」
無言の時はOKとわかるようになってきてるゲイル。
また舐めはじめる。

さんざん舐めまわした後にゲイルがやっとマヤを降ろす。
降ろされると思ったら今度は空中で逆さまにされながら両手でくびれをゲイルに掴まれる。
「ちょ・・・ちょっとゲイル・・・」
と言う間もなく、ゲイルはマヤの膣に舌入れる。
「ひっ♥・・・なにこれっ・・・なにこれ~~~~♥」
と今までよりも一際感じてる反応のマヤ。
しばらく舐めまわされる。
喘ぐマヤ。

「お前これ好きなんだな」
と身体がビクビクしてるマヤに言う。
「ひっ♥・・・ひっ♥・・・」
「ちゃんと言わないとやめるぞ」
「そ・・それは嫌っ・・・・好き・・・これ好きっ♥」
と言うとまた舐めはじめるゲイル。

ゲイルはその後少し体丸める。
するとマヤの顔の先にゲイルのペニスが見える。
「咥えろ」
と命令されるマヤ。
言われたままゲイルのペニスを両手で掴み亀頭部分を咥えるマヤ。
69の姿勢になる。

ゲイルとマヤは身長差のせいで出来ないプレイもあった。
69はマヤが舐めると尻の辺りがゲイルの胸辺りまでしか届かない。
この体位だと全部咥える事は出来ないがゲイルの勃起したペニスなら届くようになっていた。

咥えながら舐められる感覚に酔うマヤ。
気持ちいい時は喘いで口を離してしまうがまた自らゲイルのペニスを咥える。

「せっかくならこれやってみるか」
とゲイルが言うとマヤの膣から口を離す。
マヤの体を下に移動させ、重力の重みでペニスを無理やり咥えさせる。
「ん”んんんっ~~~~・・・げほっ・・・げほっ」
と咥えた後咳込むマヤ。
そして咳が終わるとまたゲイルがマヤの口にペニスを突き刺す。

フェラは上手くなったのだがイラマチオはほとんど出来ないマヤだった。
亀頭部分を全部咥えるのが精いっぱい。
喉の奥に入っていくようなフェラを逆さまの状態でされている。

何十回もされるマヤ。
唾液と胃液が顔にべったりと、床にも大量に落ちる。
繰り返していくうちに喉の感覚が慣れてきたのかゲイルのペニスの長さからすると4分の1程度だがいつの間にか今までよりも奥まで咥えられるようになっていた。
「おぉ~~~喉の締まりも抜群だなマヤ」
とゲイルがマヤの頭上で言う。

そしてやっとゲイルがペニス咥えさせる動きをやめる。
マヤの顔を見ると少し白目で焦点が合っていない。
へとへとで息も絶え絶え。
だが感じてるのはわかる。

その後ゲイルはマヤの尻をゲイルの顔に寄せる。
ゲイルの肩にマヤの両足を交互にかける。
最初と違い今度はマヤは下向き。
マヤの両肩を掴み、手と肩でマヤを拘束してまた膣を舐める。
身体が痙攣するように反応するマヤ。
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・・・・・・・・・・・・・・

「ねえゲイルもうだめ、ねえもう本当にダメっ~~~♥」
2時間ほどこの責めを繰り返されている。
膣だけでなく時にはアナルも舐められる。
尻の肉部分も舐められ、吸われる。
そして今までよりも強く尻の肉を噛まれるようになったマヤ。
「いっ・・・いだ~~~~いっ」
と言うが噛むのをやめない。
絶妙な強さで噛んでくるゲイル。
痛くはあるのだが耐えられなくはない程度の強さ。
「お前の尻うまいぞマヤ」
と後ろから恐ろしい事も言ってくる。
「食べられちゃう・・・」
と思うと怖さと同時にゾクゾク感も出てくる。
「た・・食べちゃダメ~~~~♥」
と言うがマヤのセリフ聞くと更に興奮する様子のゲイル。
・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・

「あっ♥あっ♥」
とマヤが喘ぐ。
2時間以上舐められた後に駅弁で挿入されて犯されている。
マヤの膝を抱えられてるのは以前と同じだが、マヤの手は後ろで組まされてゲイルの手で固定されている。
拘束されるプレイに興奮してしまうマヤ。
散々犯され精子出される。

駅弁の後休む間もなく後ろ向きにさせられ後ろ向きの駅弁。
そしてその後は正面向きにまた戻され、くびれのみ掴まれ浮いた状態で犯される。
力でないマヤは手足が伸びてだらーんとした状態。
にもかかわらずゲイルはマヤのGSPOTを狙い腰を振る。
GSPOTに当たる度に裏返った悲鳴のような快感の声出すマヤ。
しかし身体は力入らず動かない。
セックス人形のような扱いのセックスされる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・

起きるマヤ。
いつもそうだがゲイルの家で
「寝よう」
と思って寝たことはない。
ゲイルが隣で寝ている。

時間見ると15時。
大体夕方に起きるのがゲイルの家にいる時の日常。

身体がベトベトになってる。
涎なのか胃液なのか汗なのか精子なのかわからない。
とりあえずシャワー浴びる。

部屋に戻るとゲイルが起きていた。
ベッドに入るとゲイルに掴まれ、ゲイルの身体の上にうつぶせにされる。
そしてマヤの尻を揉むゲイル。
「あっ♥」
と小さく感じた声出してしまうマヤ。
「なんだもう感じるのか?」
「違う・・・そんなんじゃない」
「感じてんじゃねーか」
「・・・・・ちょっと・・・気持ち良かっただけ」
セックス以外の時は強がるマヤ。
その後も尻揉まれながら話し続けるゲイル。

「昨日はよかったな、俺もかなり興奮したぜ。
マヤはどうだった」
「・・・・言わなくてもわかるでしょ」
昨日は凄まじく感じていたマヤだった。
記憶が飛んでる部分も多い。

「あれがG国の男とのセックスだ。
他の男じゃ出来ない事ばかりだぜ」
ゲイルの言う通りではあった。
ゲイルとこういう関係になるまで全てが想像さえしていなかったプレイ。

「少しでいいから今日は素直になれ。
昨日は良かったか?」
とゲイルが言う。
尻揉まれてる事もあり少しムラムラした状態のマヤ。
少しぐらいは素直に言っていいのかな、とも思うようになる。
「・・・良かったよ・・・」
「じゃあまたしたいか?」
「・・・・・うん・・・・・」
と言うとゲイルがにやっとする。
ゲイルとのアブノーマルなセックスに慣れてきてるマヤだった。

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